道路や河川工事の場所を抜けると、
おお~本日の最終目的地
「熊野古道館」が見えてきました。
そのすぐ近くには、
5体王子のひとつである
「滝尻王子」
があるはずです。
まあ、ここを通過すれば、
藤代、切目、稲葉根と経て、
5体王子を4つ通過することになります。
あとは「発心門王子」を
残すのみとなりました。
本日の最終バス乗り場についたときには、
次のバスまであと40分ほどあります。
ちょうど時間があったので、
滝尻王子および熊野古道館を
ゆっくり眺めることができます。
まずは滝尻王子へ。
この王子のあたりが、
熊野聖域の入口だとよくいわれています。
おお~、天満の八軒屋浜から
歩いて歩いて、よくぞ
ここまでたどり着いたものです。
萩の250キロよりは少ないのですが、
まあよくもこんなけぶらぶらと
歩いてきたものです。
特に車で移動すると
その距離を実感しますねえ。
これが橋の上から見た「滝尻王子」。
そうですねえ、
2004年に世界遺産に
登録されてからもう
10年以上たちました。
さて、ここが瀧尻王子宮です。
熊野曼荼羅でいう11番にあたります。
そしてここにはスタンプがあります。
これまで紀伊路の
スタンプを集めてましたが、
ここからは中辺路のスタンプが始まります。
あっ、スタンプ台の写真を
撮り忘れていました。
よーく見ると橋の上からの写真に
小さく映っていましたから
紹介しておきましょう。
ここにも熊野ブルーの
案内板が立っています。
その説明によると、
昔の人々はここから熊野までが、
厳しい山の中を歩くことになり、
「熊野の聖域」としている
と書かれてありました。
神楽や歌会など
ここでいろんな催しが開催され、
熊野詣での無事が祈られたんですねえ。
社殿の前で写真を撮って、
さあ、熊野古道館へと向かいましょう。
おっと、その前にこの王子の入り口で、
こんなお土産や
鹿肉や獅子肉を
販売しているお土産屋さんが
あったので入ってみました。
店の人に
「こんにちは~、えっとこの辺の人の具合は
やっぱり土日が多いですかあ」と聞いてみました。
そしたら
「いやあ、この時期はほとんど
来られないですねえ。
だいたい春や秋が多いようですよ」
「そうなんですか。
今日も一人も会いませんでしたからねえ。
歩くのにちょうどいい季節のように思うんですが・・」
というと
「そうそう。私もそう思います」
と答えてくれはりました。
そうかあ。
でもここからは山の中に入っていくし、
体力的なことも考えて、
これからはもう少し暖かくなってからかなあ、
なんて思ってしまいました。
ここでは、
今夜いただく熊野古道ビールを
お土産に買いました。
さて、それでは熊野古道館へと入りましょう。
入り口を入ると、
熊野古道を紹介するときに
モデルがよく来ている二人が立っています。
記念写真を「パチリ」。
いろいろと資料が並んでいます。
お土産も御幸記の絵巻物
なんかもありましたが
予算に合わずスルー。
結局、こんな熊野古道タオルを買いました。
このタオルでジムで汗を流しましょう。
ここからの熊野古道はよく考えて動かないと、
バスの便とかがややこしくなりますので、
宿泊施設の載った案内とかを
しっかりとゲットして帰ることにしました。
で、ぼちぼちバスの時間が
近づいてきましたので、たいさんです。
河川敷の近くの停留所でバスを待ち、
やってきたバスで
車のある稲葉根まで引き返しました。
今日歩いたのは、こんな距離。
だいたい16キロの旅でした。
その日はせっかく出てきたので、
近辺で一泊して帰りました。
翌日、御坊にある徳本さんの
誕生院によったので、
あと一話続きます。
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