ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

熊野古道 聖域の入口へ 3

2016年01月23日 20時23分21秒 | ウォーキング

田舎を歩いていると、
犬がめちゃ吠えてくる。

静かな山道風の道だと、
その犬の激しい泣き方で、
不審がられたりはせんかと
不安になるくらいなのだ。

そんな犬に追い立てられるようにして
山道を進んでいきます。



おっ、ここはなんか
河童の出そうな池ですねえ。



淵にはこんな看板も。



大人もこんな池はあまり遊びたくないですねえ。
この辺りは元気のいい子供が多いのか、
壁には「子供に注意」などという
こんな看板も張られておるぞ。



とまあ、そんな景色で
遊びつつ歩き続けます。



田んぼの土手には、
さすがに和歌山ですねえ。
フキノトウが大群落です。



街が見えてきて下りきりますと、



富田川のところに出ます。
こんな水のない
入りあい川に右から出てきて、
左の奥へと進んでいきます。



河原にはこんな看板も立っています。



おっ、ここから道は
田んぼの中のあぜ道へ
と入っていきます。



眺めのいい田んぼ道を
あちこち眺めながら歩いてますと、



おお~遠くに
一ノ瀬王子のようなところが
見えています。

ではあそこまで田んぼのさらに
細いあぜ道を進んでいくことにしました。



秋ならきっと引っ付き虫注意報
大発令の場所でしょう。

富田川の「オオウナギ生息所」
の案内看板のところに出て、



先を見ますと、
おお~これが「一ノ瀬王子」です。



駐車場とトイレの横に
小さな王子が置かれています。

遠くから見るとこんな感じです。



この王子をよく見ますと、



この辺りの地蔵さんと同じく
六本足の庚申さんが、
お堂の中に据えられてありました。



さて、ではまた川沿いを進んでいきましょう、
と歩いていたら、
写真に小さく映っているのですが、
ここにひとりランニングで
抜かしていった男性がいました。



そう、そうなんです。

実はこの川沿いの道は
毎年二月に行われている
「日置川マラソン」のコースだったんです。

僕もここは3回ほど走っています。
あの時はねえランニングで走っていても、
まさか自分が熊野古道の
王子の横を走っていたなんて、
これっぽっちも考えたことがなかったもんなあ。

ていうか、熊野古道も王子も
よくわからん世代だったもんね。

そんなコースを今はゆっくりと
歩いているなんて、
人生はわからんものです。

コースは古い家の横や



山の中をきれいな富田川にそって



続いていました。

川の横の斜面には
こんな烏瓜も咲いています。



ようやくちょっとにぎやかなところに出て、
手作り風の飛び出し小僧が現れ、



河川敷の年季の入ったゲートボール場を過ぎたら、



そこの加茂橋を渡って、
コースは対岸へと移っていきます。



富田川はここでも水が自由に流れています。

渡り切ると、
少し左へと戻る方向に曲がり、



斜面を登っていく古道コースの入口に出ます。

おお~ありましたここです。



ここからとんでもない急傾斜を
100mほど登ります。



あっと、今さっき渡った加茂橋が下になり、



ぜいぜい言って登り切ると
道は一気に平たんになります。



このへんは地元の人も
歩いている人には挨拶をしてくれます。

「旦那さん、ちょっと家によって
ビールでも飲んでいき~」とはいきませんが
「こんにちは」とか
「ごくろうさんです」なんて声は
普通にかけてきはりますねえ。

そんな山道の途中にあったのが

「花折地蔵尊」



この日もきっちり花が植えられていました。



むかしは目や耳の病気に聞く
お地蔵さんとして親しまれていたそうだ。
山の中腹に気持ちのいい広場になっていて、
人が集まれるようになっている。

「くまのみち」と書かれた
小さな石が置かれてあることからも、



この地蔵のあたりが
往古の熊野古道なんだろうといわれている。

熊野古古道なんちゃって・・・

続く。

 

 


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