その名も「どんどろ大師」です。
「どいろん大師」ではありません。
歌舞伎に興味のある人ならご存知でしょう。
「傾城阿波の鳴門」どんどろ大師門前の場
という一幕があります。
こんなセリフを聞いたことはありませんか。
「とゝ様の名は阿波の十郎兵衛、
して、
かゝ様の名は、アイ、お弓と申します」。
そんなセリフの舞台となったのがここだそうです。
「とゝさま」かあ・・・ん?
待てよ、おお~これはもしかして、
七福神めぐりをしたあとに購入すべき「くじ」を
暗示しているのじゃないか。
買いましょう。
買わなくてはなりません。
「toto様」を。
実はこの時まではロト7を想定していたんです。
七福神だし。
で、巡拝の道すがら目についた数字を
メモしておいてそれを買おうと思っていました。
例えば、55分発の電車に乗って
5番線に着いたから、
「5」は絶対買わなくちゃみたいなね。
でもここにきて「toto様」を示唆されたので
いっそのこと両方買うことにしました。
「もっと遊んで暮らす」ための確率はこれで
2倍と膨れ上がりました。
とまあ、そんな胸算用は買ってからすることにして
ここは一旦コースに戻りましょう。
それにしても「どんどろ大師」とは変わった名前ですね。
いわれを調べたらちょっとびっくりでした。
昔、この地に大坂城代に在任していた
「土井氏」の屋敷があったそうで、
そこから「土井殿の大師」
といわれるようになったのが
その名前のいわれなんだそうです。
ちなみに「doiron」は
doi+ironmanの造語ですが・・・
ほお~、土井殿大師とはdoironと少なからず
縁のあるお寺じゃないですか。
しかし、この大師堂のある「善福寺」は
七福神ではありません。
今回はちらっとお参りだけして
次に向かうことにしました。
部分的に、こんな導き石に導かれて
進んでいきます。
お昼時が近づいてきたので、
お店の看板も道に張り出してきていました。
おお~「ランチタイムのごはんおかわり『無限』」だそうです。
ここに住みましょう。
上町筋を横切って
なおも西に進んで行くと、あれ?
このあたりはなんか見覚えがあるぞ、
と思っていたら、
前に通った「熊野街道」だったりします。
やがて谷町7丁目の交差点に出ます。
その交差点の西南にあるのが
「福禄寿」を祀る「長久寺」です。
コンクリート造りのお寺で、
今風やなあと思ったら大違い。
このお寺は、豊臣秀頼の武運“長久”を祈念し、
淀君の命で大坂城築城の余材で建てられた
かつては立派なお寺でした。
それが、戦後の道路拡張などで規模が縮小され、
今の姿になったそうです。
当時の本堂や大門は奈良薬師寺をはじめ、
各地に分散されているという
由緒のあるお寺なのです。
「福禄寿」は玄関を入ったところに祀られていました。
五円のお賽銭をあげ、
またお礼参りに来る「御縁」があるように、
しっかりと念じておきました。
まだようやく2柱を回ったところですが、
さてここらでお昼にしましょう。
表通りのお店は、昼時なために
サラリーマンで賑わっていそうです。
一本、中の筋に面したこんな食堂の
表の看板の「ハンバーグ&コロッケ定食」
につられて入ってみました。
そして、出てきた定食がこれ。
あ、ビールは定食ではありませんので、念のため。
ハンバーグがやや柔らかすぎましたかね~。
店を出て次に向かうのですが、
その前に近くの東横堀川に架かる橋を
チェックしておきましょう。
「瓦屋橋」です。
今は高速道路の高架下の暗い場所にありますが、
かつてはこのあたりが大阪芸能文化の中心地でした。
「夏祭浪花鑑」という大阪の夏芝居や
有名なお染久松の浄瑠璃にもうたわれているそうです。
道頓堀川にぶつかったところで右折しますと、
三柱目の七福神「弁財天」を祀る、
「法案寺」に到着します。
七福神の中の紅一点、
弁天さんは美や音楽、技芸、弁舌、学問の神様です。
是非口説き落とさなくてはなりません。
エヘヘと続く。
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