トイレに一度行ってから、
残りの1リーターも飲み干します。
するとねえ、来ました来ました。
コーラの養分が・・・ではなく、
下剤の効果がやってきました。
食事中にブログを見ている人は
いないと思うけど前後の人はすみません。
トイレに、あと二回行った後で
ブザーで看護師を呼びますと、
しばらくするとやってきます。
ああ~トイレの始末を
人に見てもらうなんて、
人生でこれまでほとんど
なかったですよねえ。
まあこれから歳をとって行って
介護になったらいやというほど
見せるんですけどねえ。
やってきた看護師が
トイレをのぞき込み
「え~これで3回目ですかあ。合格です」
といわれました。
10人で受ける健診のトップでした。
ああ~この検診の最初の難関は
あっさりと終わりましたねえ。
何となくそんな予感も
なくはなかったのですがね。
まあこれでほっとひと安心なんですが、
でもねえ、3番目くらいで
よかったんです。
前に出てきた人の
顔の様子なんかをみて、
カメラ撮影の状況を
判断したかったんですがねえ。
まあ、仕方ありません。
トライアスリートの宿命です。
頑張ってこの機会を乗り越えたら、
こんやは焼肉行くぞー
とかいいながら
気持ちを納めていきます。
カメラの健診は午後イチから始まるので、
ずいぶんと時間が空きます。
じゃコーヒーでも飲んで待つか、
というのもできません。
仕方ないので、
病院内をプラプラと歩いてみました。
こんな認定書のような物が
いっぱいあります。
いろんな認定を受けることで
診療報酬とかが上がるんでしょうねえ。
事務員の方も大変ですねえ。
まあ、こういう一般の
公的病院なんかは
報酬が大変なんでしょう。
doironが現役で仕事をしていたころ、
こういう公立病院の廃止
なんかがありまして、
それはそれは大変だったことを
思い出します。
ほかにも福祉施設のような感じで
簡単な図書館なんかもありましたので、
そこで本を読んだりしながら、
健診の時を待ちました。
12時ころに控室に行き、
待っていますと名前が呼ばれました。
ああいよいよカメラ撮影です。
別室に行き、まずは着替えます。
こんな時には便利な診察着
なんかがありますね。
浴衣のような感じで、
お尻が割れています。
ふむふむ、この割れ目から
カメラが入ってくるんですねえ。
ちょっとドキドキしますねえ。
お尻の割れている着物を着ながら、
なんか落ち着かんなあ
とか思いながら待っていますと、
「doironさんどうぞ」
とか言われて奥の診察室に通されます。
周りにいろんな機械の付いた
ベッドがそこにあります。
自分の顔の横に当たる部分には、
一台のテレビが。
「ああこれでアンパンマン
とか見ながら気持ちを鎮めるのですか。
あのドキンちゃんの
声優さんはかわいそうでしたねえ。」
ではなく、これはカメラが
映す映像を見るためのものですね。
ここに自分の腸の中が写るんですねえ。
どんなんかなあって
ちょっと期待します。
腸フェチというわけでは
ありませんけどね。
でまず医者のあいさつが
始まります。
「え~私が本日診察する
大腸調子(仮名)です。
よろしくお願いします。」
え~見た目非常に若い女性医師です。
「こちらこそよろしくお願いします」
と答えたものの、
「え~こんな若い女性医師に
私の操は奪われるの」
と心の底で意識してしまいます。
「痛い~」とか言ったら
「おっさんはこんなん我慢するの」
って叱られたりしないでしょうねえ。
でも仕方ないですね、
さあ頑張るぞとかいいながら
指定されたベッドに、
医師にお尻をむけた格好で
横になります。
さあ果たしてどうなのか。
大腸検査のクライマックスに続きます。