今日から師走です。
あとひと月で今年も終わるのですねえ。
来年もまた、いい年が続けばいいなあ。
ということで、来年のカレンダーを
配る時期になりました。
毎年、自分が描いた絵で
カレンダーを作っています。
このカレンダーづくりが、
一年の締めくくりみたいで、
コツコツと遊んでいるのです。
何気なく書いた下手な絵や文章でも、
その時その時のいろんな
思いが詰まっています。
来年のカレンダーを
すこし解説してみましょう。
まずは表紙です。
これは今年描いた大きな絵を
掲載して作ります。
ことしは6月に結願した
四国巡礼のお礼参りで、
高野山に行った絵を載せてみました。
まあ、中に掲載した絵もそうなんですが、
プリンターがしっかりしていないので、
どうも微妙な色合いや
解像度がなかなか表現できませんねえ。
といってもまあ、
さほど立派な絵でもないので、
これくらいの印刷で
ちょうどいいのかもしれません。
次は一月です。
絵は「カモネギ」になっていますが、
実はこれは以前書いた
ネギの絵がさみしそうだったので、
何とかしようと考えており、
ある時バックに近所の池で見つけた
カモメの絵を入れてみることにしました。
まあ、ちょっとは目出たい
絵になったでしょうか。
これは一月にいいかもね
とおもいつつ、
言葉を考えていたら
こんな言葉になりました。
2月、3月はダイエットで
野菜ばっかり食べていたので
ブロッコリーとセロリです。
健康的でいいねえ。
いい食べ物は力の基になりますねえ。
4月はムラサキカタバミです。
庭の隅っこに毎年出てきます。
ふまれても草刈りしても、
なかなかしぶとく生きてます。
以外にこの植物は
根がしっかりしているんですよ。
しぶとく生きる姿に励まされます。
5月は家の近所の公園に生えている
「キカラスウリ」です。
秋になるとカラスウリの
実をつけますが、
これは黄色い実になります。
この花はレース模様がきれいな花です。
どんな素敵な実がなるのだろうと
思っていると、
ドデーンとでかい実をつけます。
レース模様に騙されてちゃいけませんね。
そんなところにひっかけて、
この花の言葉になりました。
ウリ言葉を投げている人って、
自分でわかってないんですから
無視しましょうね~。
残念ながらこのキカラスウリの花は
公園の草刈りおじさんに
やられてしまったようです。
6月は、大好きな花、ネジバナです。
都会でも見かけるラン科の植物です。
花がねじのように輪生でついていきます。
よく見ると、右巻き、左巻きは
混在しています。
どんな要素で決まるのかなあ。
遺伝子の問題なんでしょうねえ。
でもねじれて咲く花でも、
すくっと立ってとても可憐です。
こんな言葉をつけてみました。
7月はホテイアオイです。
親戚のおばさんが
「ホタテアオイ」と間違えて
いってたのを思い出して
笑ってしまいます。
でも、花の茎の付き方が
「ホタテ」みたいに持っこりしているから、
なるほどなあと思います。
世界三大悪草の一つなんですが、
花は可憐できれいですねえ。
こんな泥水の中から
こんな青い色が出てくるなんて、
自然の力ってすごいなあ。
8月は庭で羽化している蝉の姿です。
もうあとほんの少ししか
生きられないのに、
全力で鳴いて元気な夏の
バックコーラスを演じているねえ。
9月はエビイモ。
いつも行くエイで
たまに出てくるのですが、
見た目と違ってとてもうまい。
10月はナメコ。
11月はアロエです。
言葉はそれらから
浮かんでくる言葉を入れましたよ。
被写体がいろいろと
話しかけてくるのです。
そして最後の12月には、
なんてことはないチクワを描きましたが、
これは言葉がとても気にいってます。
チクワでもつつきながら、
お話をする飲み会なんて
いいじゃないですか。
まあこれで一年終わりです。
ちょっとはほっこり、
ホッとしていただけたでしょうか。
来年もまた、このカレンダーみたいに
ほっこりすごしたいなあと
思っているdoironなのでした。