さて、日帰り登山の楽しみのひとつ、
お昼ご飯です。
今日も早起きしてお弁当を入れてきました。
これ。
いつものキャラ弁です。
今回のテーマは“紅葉”
まだ紅葉には少し早いかもしれませんが、
ウルシなどは紅葉しているかもしれませんので
期待を込めてのお弁当です。
駅のところでビールも買おうかと迷ったのですが、
下山後に乾杯しようということでやめました。
代わりにといってはなんですが
携帯していったガスコンロで
味噌汁を作ってふるまいました。
ただ、このコースは水がないので
持参した水が足りず、
食後のコーヒーは少なめです。
お楽しみの昼食を終え、
荷物は軽く、体が重くなったところで出発。
大体初めてのところは
休憩場所の選択が難しい。
休憩するのに適した場所はまだかまだか
と思いつつ歩いているのですが、
しびれを切らして適当なところで休むと、
少し先に見晴らしのいい
絶好の休憩場所があったりしがちです。
このときも昼食を食べてから
歩き始めて約5分で、
絶好の休憩場所である
本日の目的地
“雲山峰”の山頂に到着しました。
そしてこれが雲山峰490mの三角点です。
山頂は見晴らしはよくありませんが、
ササの生えた広場でベンチもありました。
探ってみると、ツリガネニンジンが咲いていました。
“ツリガネ”は花の姿からも納得なんですが、
なぜ“ニンジン”なん?
と疑問を投げられましたが、
それは、根っこが朝鮮ニンジンのように太いからですね。
そして片隅にはこんな掲示もありました。
なかなか、すごいことを
さらっとおっしゃってますな。
などと突っ込みながら
少し前にたっぷり昼食休憩を取っていたので
早々に下山し始めました。
紀ノ川の雄大な流れを見下ろせる
眺めのいい道を眺めながら歩くのは最高の気分。
ああ~来てよかったあと思いましたね。
しばらく行くと、標識が立っています。
大阪側には「近畿自然歩道」の
立派な標識が随所に立てられてありましたが、
和歌山県側は紀泉高原として整備され、
案内板もさらに充実しておりました。
しかし、それにしても標識に書かれた
下山ルートの多いこと。
どれを歩こうかとかなり迷いつつ
地図と見比べながら、
最短の「紀伊駅」への下山ルートを取ることにしました。
途中「六角堂」というあずまやも通過。
この様子から下山ルートも整備された道か
と思いきや、紀伊駅に降りる人は少ないのか、
少し道は荒れておりました。
しかも、なんと蜘蛛の巣だらけ。
持って行ったステッキが
この時すごく役に立ちました。
下山後に見たら、ステッキは
トリモチをまぶした
セミ取り棒のようになっていました。
ステッキがなければ、
今頃は紀泉の山で
蜘蛛の巣にからめ捕られた
人間のようになっていたかもしれません。
これは道端で見つけた本日最大のキノコ。
その名も「巨大びっくりタケ」。
はい。やっぱりキノコの名前はさっぱりわかりません。
そうそう、紅葉はというと
ウルシが予想通り赤くなり始め
六角堂のそばのカエデも紅葉し始めておりました。
これは下山道の案内表示なんですが
「国鉄」とはこれはまた懐かしい。
下山途中の竹やぶで、
蚊にボコボコに刺されながら
なんとか人里に出ました。
振り返ると、
「紀泉高原登山口」の案内が立っていましたが、
ちょっとこのコースはおススメではないですね。
六十谷の駅の方から登る方が
メジャーなのかもしれません。
そこからすぐに阪和自動車道の
下に設けられたトンネルを通ります。
降りてきたときの汗でレンズが曇っていました。
それにしても高速道路って、ただ単に道を作って
舗装してだけじゃないんですね。
こういう施設も造らないといけないから大変です。
彼岸花が咲く里の秋を満喫しながら、
紀伊駅に到着です。
ああ、この駅も以前、
長Oクンのプロデュースで走った
熊野街道の出発点でしたね~。
残念ながら、駅前にビールの自動販売機はなく
仕方なくお茶で乾杯。
いい汗かいた後の
冷たいお茶もなかなかの味でしたな。
ということで、
春から考えていた雲山峰を
たっぷり6時間満喫して
帰りの途についた、doiron一行なのでした。
さて次はどのお山に行こうかな。