ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

白髪を眺めながら

2010年10月25日 22時05分23秒 | 生活
男が鏡を見るとき。

なんて書くと
これだけでひとつ小説ができそうだ。

でも今日はそんなたいそうな話じゃない。
普段の暮らしで、鏡をしげしげと眺めることは
ほとんどないのだが、
朝の髭剃り時には、
いやでも鏡を通じて
自分の顔とご対面する。

黒くてしわが深くて
手入れの行き届いてない
みっともない顔である。
かといって土台が土台だけに、
手入れの甲斐もないしね。
ま、そんな顔の造作のことなどは
少し横にどっこいしょと置いといて、
今日はそんな鏡にうつる
doironの顔の両脇にある、

モミアゲ

もしくは専門用語で

チャリ

に混ざる白いものの話である。
要するに、白髪だ。
日によっては、
白く光る毛がピーンと一本だけ
「抜いて、抜いて」と
いわんばかりにそそり立っているときがある。
そんなときは
数少ない残存する髪の毛を慮り、
断腸の思いで毛抜きを当て、
横綱の断髪式よろしく
厳かに抜くのだ。
抜いた髪の毛は
また黒くなって生まれかわるように
屋根の上に投げ上げる、
なんてことはしない、しない。

そんな断髪の大英断と儀式をこなし、
興奮冷めやらぬまま一日を過ごした翌朝、
鏡を見たらまた同じあたりに
ピーンと一本の白髪が立っている
なんてことがたびたびある。
黒髪がペタッとなっているのに
白髪はピーンなのである。

そんなところを見ると
白髪って黒い髪と性質が違うのでしょうかね。
黒髪が弱腰であるのに比べて、
白髪は最近話題の柳腰なのか?
それにしてもおかしい。
昨日抜いたはずなのに
またしても白髪がピーンである。
しかし、そんなに何度も
断髪式を続けるわけにも行かない。
白髪とはいえ大事な財産である。
放置しておくと数日後には黒髪にまぎれて
よくわからないようになっていたりする。

そうか、白髪は慌てて抜いちゃダメなんだな。

それにしても
まことに白髪とは不思議な存在である。
謎に満ちた生態である。
そもそも、白髪は黒髪の色が抜けて生成されるのか。
それとも根から白い毛が生えてくるのだろうか。
あるいは黒髪の幼少期なのか?
そのへんからしてよくわからない。
(最後は多分違うやろけど)

「明日のジョー」のように、
数分の試合後、髪の毛が真っ白になっていた
なんてことを耳にするが、
耐え切れない恐怖や苦痛に出会ったら、
一瞬にして髪の色が
抜けるなんてことがほんとにあるのでしょうかねえ。
幸いまだそんな目にはあっていない。
せいぜい飛んできたゴキブリが
頭にとまったくらいだな。

しかし、本当にじわじわ
白髪がdoironの頭で
勢力を拡大しつつある。

白髪は男の履歴書

じゃなかったっけ?