ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

高気圧でいよう

2008年09月18日 21時47分29秒 | 生活

ずっと以前に、
気象庁がスーパーコンピューターを導入したときに、
台風発生の条件をプログラミングした上で、
太陽や地球の動き、
大気の流れ、
海水温の状況など
気象に関する
既知のあらゆる情報を入力して
シミュレーションすると、
画面上に台風が発生した
というのを聞いたことがある。
詳しいことはわからないが、
このことは、
現代の気象予測の精密性を表す出来事として、
報じられていたらしい。

しかし、
そんな精度の高い予測をもってしても、
北海道沖で3つも竜巻が同時発生することや、
堺市で一時間に100ミリを超える大雨が発生することは
予測できなかった。
限られた狭い地域に限定して発生する気象現象、
いわゆる微気象の予測は、

「北京で蝶が羽ばたくとニューヨークで竜巻が起こる」

という言葉に例えられるように、
ほんの些細なことが、
大きな気象現象につながるため、
非常に難しく、
人類にとってはまだまだ未知の領域
といっていいだろう。

究極的には、

「今日午後7時33分12秒に
doironのおでこに
雨が一滴ぽつんと落ちる」

なんて予測されるようになるのかもしれないが、
その頃まで人類が
生き残っているのかは不明だ。


話は変わるが、
最近自分の周りに
心の病になる人がとても多い。

昨日まで笑顔で接していた人が突然、
人と会うことを極端に嫌うようになったり、
ものも言わずに遠くを眺める人になったりする。
それはとりもなおさず、
自分だっていつそういう状態になってもおかしくない
ということを表していると受け止めなければいけないだろう。

気象の予想でさえ上記のように難しいのだから、
人生の予想の難しさも推して知るべしというものだ。
シミュレーションさえできず
まったく予測がつかない状況の中で、
僕らは生きている。

先日南太平洋上に発生した台風13号が、
停滞と迷走の果てに
日本に向かって動き始めたように、
僕らの心もいつ迷走し、
突然暴走するのか
現代科学をもってしても予想は不可能だ。

人の心を取り巻く中には、
高気圧や低気圧、
あるいは嵐を呼ぶ前線も必ず存在する。

それが人生の天気図というものだ。

そんな人生の天気予報はいつも

「晴れ」

というわけにはいかないが、
doironはできるだけ
脳天気な高気圧でいようと
台風予想を聞きながら思ったりしている
今日この頃なのじゃ。

ちゃんちゃん