ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

初物

2007年11月16日 23時21分42秒 | weblog
近くの神社の神主が
わしと同じ苗字だ。
だから、起源をたどっていけば
どこかでつながっているんだろう。
そんな神主が
季節ごとに
神社の産物を
届けてくれる。
少し前には
柿の実をいっぱい持ってきてくれた。
特別おいしいというわけではないが、
地元の柿だけに同じ水を吸い、
同じ空気を呼吸し、
同じ太陽を浴びてきた柿だから
そこそこ愛着がある。
そして昨日
今年のぎんなんを届けてくれた。
今年は、実のつき方が
いつもより少ないらしい。
そんな初物を
いただくために
新しいワインを開けたよ。
その銀杏がこれ



このイチョウの樹は
我が家から15mくらい離れたところにある。
振り返れば、子供の頃から
このイチョウの樹はあった。
秋の台風一過には
よく道に落ちている
この実を拾いに行ったもんだ。
てことは、この樹は
わしのご幼少の頃から
今までずっと眺めてきたわけだ。
小学生の頃、
自転車で思いっきり転んで
泣きながら帰ってきたことや
近所の友達と
日が暮れるまで
遊びまわっていたこと、
中学生になって
クラブで毎日へとへとになって
帰ってきていたこと。
多感だった高校生。
4年間留守にしていた大学生。
新しいスーツを着て
通勤をはじめた社会人。
そのうち
近所をランニングするようになって、
最近は
どうやら仕事が忙しいらしい。
ほぼこれまでの
わしの人生を眺めてきたわけだな。

やけに今夜はこのぎんなん、
ほろ苦いや。