長島槇子著"吉原純情ありんす国"を読みました。
おぼろは花魁見習いとして店には出ずに大事にされて
います。
おぼろはなぞ解きが好きです。
吉原で起きる事件を解いていきます。
吉原は残酷な場所です。
吉原を描いた小説はたくさんあります。
それぞれの人がそれぞれ想像して描いた世界のはず
なのに同じ様な場所を連想させ同じ様な生活様式に
なるのはなぜなんでしょう?
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振袖新造が逃げたと思われました。
すぐあとを追ったのに見つかりません。
実は逃げていませんでした。
ではどこに。
"真砂屋心中"
死んだ男女は心中と思われました。
男は三人組みの強盗の片割れです。
仲間に邪魔にされた男は吉原で・・・
"心中立て"
男を騙すのが遊女です。
本当に好きな人の名を刺青しました。
しかし別の人に見受けしてもらい結婚しようとしました。
刺青に細工しました。
でもその人と新しく生きていこうという思いは本物でした。
ところが理解されずに・・・
花魁の心意気が描かれています。
おぼろはちょっと不思議な立場です。
花魁だったお母さんから生まれました。
お母さんは見受けされ吉原を出ています。
かなり優遇されていて自由に過ごしています。
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