三品みり著"ここは神楽坂西洋館 2"を読みました。
"君とエンドウ豆のお節介"
面倒見のいい神楽坂西洋館の大家の陽介が
インフルエンザで寝込みました。
陽介が好きな店子の泉はそっと看病します。
エンドウ豆が彼女が部屋にいたことを教えて
くれました。
"自覚なき呪いの花"
泉がアルバイトしている店の客の大学生の
芹沢結衣子が陽介に相談に来ました。
大学の友人たちとバーベキューに行きました。
準備中に半分ぐらいの者たちが気分が悪くなりました。
まだ飲食はしてません。
何年か前にも同じようなことが起こったと先輩たち
から聞きました。
植物に詳しい陽介が現場に行って原因を突きとめます。
この原因はミステリーにはよく出てくるものです。
"紫苑の子"
西洋館の食事作りをしている三島の話です。
三島は前はバリバリ働いて成功していました。
それが下火となって荒れていました。
そんな時に陽介と出会いました。
奥さんの美樹とは離婚しました。
息子だと名乗る光太郎という少年が突然西洋館を
訪ねてきました。
三島は息子がいることを知りませんでした。
元妻が何を考えて息子をよこしたのか考えます。
"そこにある、幻の木"
陽介は昔西洋館に父親と住んでいました。
しかし父親は突然姿を消しました。
陽介は当時の大家のサクラおばあちゃんに
育てられました。
105号室のレイちゃんさんは亡くなったサクラ
おばあちゃんに陽介の父親を探してくれるよう
頼まれていました。
レイちゃんさんが父親の映像を見つけたと知らせて
くれました。
陽介と泉はその場所へ訪ねていきました。
西洋館の大家と住人達の出来事を描いたものです。
それほどべったりした関係でもなく、それでも
ゆるくつながっている人々です。