宮下奈都著"窓の向こうのガーシュウィン"を読みました。
読んでいて楽しくはありません。
それによくわかりません。
でも時々ほーっと楽な気分になります。
佐古は未熟児で生まれました。
両親が保育器に入れるのを拒否しました。
そのせいか音がうまく聞き取れません。
何かが足りない気がしています。
ヘルパーになり横江先生と呼ばれる老人の元へ行く
ようになります。
他の所はしゃべっていることを聞き取れなくて返事が
できないのを反抗的だと思われて次々断られます。
先生の家で佐古があの人という人が額装の仕事をして
おり佐古に手伝って欲しいといいます。
ヘルパーとして以外に額装の仕事で先生の家に行く
ようになります。
孫で中学の時にいっしょだったという隼がよく来ます。
隼は劣等感を持っていてなかなか就職できません。
4人の人たちが織り成す雰囲気がなんかいいです。
先生は軽い認知症気味です。
額装をしているあの人はばりばりではなく、普通に
仕事をしている人だと思います。
佐古はこの家では心が縮こまらなくて開放されて
生きているという感じです。
目いっぱいがんばっている人達ではなく能力も高く
いわけではない、でもみんなこの家では幸せそうです。