小杉賢治著"家族"を読みました。
裁判員裁判をテーマにしたものです。
事件は1年前ほどから痴呆症の始まった老女が、
家族が家を空けて一人の時に殺されたというものです。
テレビのワイドショーは長男が怪しいのではないかと
連日報道が繰り返されています。
そんな中、ホームレスの男性が犯人として逮捕されます。
ホームレスは犯行を自供し、裁判は楽に進行すると
思われていました。
裁判員になったのはそれぞれ3日間を割いて
裁判に出てくるのは困難な人たちです。
介護が必要な母親がいる人、重大な問題が
あって仕事を離れたくない人、正社員になれるか
どうかの研修中の人など。
簡単に終わると思われていた事件が裁判員の疑問
から思わぬ方向へと向かっていきます。
検察も弁護士も見つけられなかった真実を
裁判員が見つけ出してしまいます。
裁判員裁判が現実に始まりました。
ニュースを見てもこの本を読んでもいまいちなぜ
裁判員が必要なのかわかりません。
本だからびっくりするような方向へ向かっていきますが
現実の裁判で裁判員がいることでプラスに働くことが
あるように見えないのです。
裁判っていったい何のためにあるのでしょう。
真実を求めてというのは本当ではありません。
いくつもの解釈があっても、今ある証拠によってのみ
それが指し示す人が犯人となってしまいます。
なんだか欺瞞に満ちた場所ですね。
裁判員裁判をテーマにしたものです。
事件は1年前ほどから痴呆症の始まった老女が、
家族が家を空けて一人の時に殺されたというものです。
テレビのワイドショーは長男が怪しいのではないかと
連日報道が繰り返されています。
そんな中、ホームレスの男性が犯人として逮捕されます。
ホームレスは犯行を自供し、裁判は楽に進行すると
思われていました。
裁判員になったのはそれぞれ3日間を割いて
裁判に出てくるのは困難な人たちです。
介護が必要な母親がいる人、重大な問題が
あって仕事を離れたくない人、正社員になれるか
どうかの研修中の人など。
簡単に終わると思われていた事件が裁判員の疑問
から思わぬ方向へと向かっていきます。
検察も弁護士も見つけられなかった真実を
裁判員が見つけ出してしまいます。
裁判員裁判が現実に始まりました。
ニュースを見てもこの本を読んでもいまいちなぜ
裁判員が必要なのかわかりません。
本だからびっくりするような方向へ向かっていきますが
現実の裁判で裁判員がいることでプラスに働くことが
あるように見えないのです。
裁判っていったい何のためにあるのでしょう。
真実を求めてというのは本当ではありません。
いくつもの解釈があっても、今ある証拠によってのみ
それが指し示す人が犯人となってしまいます。
なんだか欺瞞に満ちた場所ですね。