雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

重力ピエロ

2009-09-04 19:59:33 | 
伊坂幸太郎著"重力ピエロ"を読みました。
見てはいないのですが映画にもなっています。
とても評判がいいので期待して読みました。
読み終わった感想は評判とは違ったものでした。
後味が悪いです。気持ちがいいとはいえないです。
最初の1/3は快調に読めます。
雰囲気もいいです。
泉水、春の二人の兄弟、そして癌に侵され入院中の
お父さん、亡くなっていて回想で出てくるお母さん、
とてもいい家族なんです。うらやましいぐらいに。
これが陽の部分なら陰の部分があります。
なぜそんなものを掘り起こすのだと思います。
穴の深くに埋めておいたらいいのに。
のどに刺さった小骨を抜いたらもっと大きな
骨がささったという感じがします。
これから先この兄弟は幸せに暮らしていけるの
でしょうか?
私にはとてもそうは思えません。