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‘タコノキ’の知恵

日本は島国だけど、実に広い国並に寒帯域から亜熱帯域に渡る植物群が生育しているのだな思います  
先日「マングローブ」の仲間‘オヒルギ’を紹介しましたが、今日は‘タコノキ’を紹介します
‘タコノキ’は「タコノキ科」として、アジア・アフリカの旧熱帯とポリネシアに3~4属数百種が分布し、日本では小笠原諸島と南西諸島に自生種があるといわれています
「タコノキ科」は、単子葉植物で高さ6~10m位になり、幹茎の節から気根が分岐して、タコの足のように放射状に広がって成長します
この様子から総称して、‘タコノキ’の名前がつけられたようです 
最近はあっちこっちの植物園の温室で、よく見かけられます


                 群馬・フラワーパーク熱帯園で 10月末撮影
この気根は支持根とも呼ばれ、大きく成長していく過程で、自分自身を支えるための支柱の役目をしており、暴風ともいえる潮風などの強風 に非常に強いのが特徴です
台風の多い小笠原諸島で、生き抜く植物の知恵みたいですね


                群馬・高崎植物園で 10月中旬撮影
夏に開花し、サッカーボール 状の実がなり、熟すと食べられるそうです・・・味の程は?? 
果実は数十個ほどの小さい石果からなる集合果で、垂れ下がるように生り、最初緑色後に黄赤色となり、完熟するとバラバラになって落ちるようです
行った先の温室では、まだ花も果実も見た事ないので、楽しみ に注目です
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