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‘ツワブキ’の花はお色気あり 

11月に入ると共に、冷気  がぐっと伝わってきます
浅間山もすっかり冠雪姿になりました
そんな寒さの中で、‘ツワブキ’ の花が花茎を伸ばし盛んに咲いている姿が、あっちこっちで見られます
先月末、和庭園に植えられた‘ツワブキ’の花をパチリ  しました
滝を模した石組みの横に咲く‘ツワブキ’は、とても「侘び・寂び」の世界を想わせます



‘ツワブキ’の草丈は50cm程度で長い葉柄を持ち、葉柄は大きく切れ込んだ葉身の中心についています
その葉は緑色が濃く、厚くて表面につやつやしており、葉の間からは抜けるように花茎が伸びて、先端に散房花序の黄色い花が咲く姿はなかなか瀟洒です
別名を‘イシブキ’、‘ツワ’ともいいます 
‘ツワブキ’の名は、「艶葉蕗(つやばぶき)」、つまり「艶のある葉のフキ」から転じたと考えられています
冷気の中で咲く黄色のキク花に似た花姿は、凛としたそしてちょっとお色気を感じます


‘ツワブキ’の花は12月28日の誕生花と言われるほどで、「冬の花」とも想われがちですが、花の開花時期は10~11月一杯で、強いて言えば「晩秋・初冬」の花と云えそうですね
まもなく花がおわりになります
斉藤茂吉の歌が、目につきました

“ いくたびか   /   時雨のあめの /  かかりたる  /   石蕗の花も /   つひに終はりぬ ”   
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