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‘ヒョウタン(瓢箪)’の魅力

出先の物産展示館で、‘ヒョウタン(瓢箪)’ の展示会をしているのに出会いました
今まで何度かヒョウタンの加工作品を見ましたが、ただただ千変万化ともいえる作品に驚くばかりです

私にとって‘ヒョウタン’の共通印象はユーモアです
展示された作品群をみると、どれも個性的で、ほほえましさが感じます



学生時代の濫読の中で、志賀直哉の短編小説・「清兵衛と瓢箪」を読んだ事をふと思い出しました
瓢箪をこよなく愛する「清兵衛少年」と、それに無理解な周囲の大人たちとの対立が描かれていたように憶えています



豊臣秀吉の旗印「千成瓢箪」は有名です
瓢箪は「勝負のツキを呼ぶ」といわれて、「瓢箪の霊力」を一杯受けようとした秀吉はなんとも庶民性を感じます

 

素材が良い‘瓢箪’とは実入りが十分で、「口がある」、「肌に傷がない」、「形が整っている」ことで、これを「一口、二肌、三姿」といって、瓢箪加工の際の選定条件にしているのだそうです
まるで美人を選ぶ条件みたいですね


どれもこれも感心作品ばかりでしたが、取って置きが写真中央の‘瓢箪’でした
どうすればこんな形の‘瓢箪’になるのでしょう
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