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‘コマユミ’ & ‘マユミ’ で秋を味わう

近くの山野を歩いて  きました
山の木々は秋  も深まって、早くも冬  に備えている雰囲気を感じさせます

‘コマユミ’がいっぱい果実をつけているのを見つけました
‘コマユミ’は小さいマユミの意で、種としてはニシキギの仲間です
山野に普通に生え、秋に赤い実をつけます
‘コマユミ’の果実は果(さくか)です
熟すと緑の葉の下でぶら下がる裂開した実は、その赤さと共に、何とも可愛く美しく見えます


この実には殺虫効果があって、かつてはシラミやウジ虫駆除に使っていたそうで、おいしそうとばかりに口に入れてはいけませんよ

‘マユミ’はニシキギ科の落葉小高木です
初夏、淡緑色の小花を多数つけ、秋になるにつれ十字形の果実がなります
秋が深まり熟すと外側が4分にポックリ割れて、赤い種子が顔を出します
この表情は実にいいですよね !!
思わずにっこりしたくなりませんか 
山野でびっしり赤くなった実は、ヒヨドリやメジロがご馳走とばかりに食べに集まってきます


こんな万葉歌を見つけました
この気持ちよく分かります
 “ 深山辺(みやまべ)や /  真弓よりこき /  色ぞなき /  紅葉は秋の /  ならひなれども ”
                                      土御門院(つちみかどいん)・ (万葉集)
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