1本足野郎

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94歳母の事(21)

2024年06月28日 11時41分39秒 | 母親

(20)からの続きです。

 

やっと、退院日が決まりました!

退院と云っても次のリハビリ病院への転院です。

1月23日(火曜日)です。

母の様子はとてもイイ感じになって来ています。

笑顔もあるし眼も開いています。

帰る時には見送ってくれます。

見送るって云っても眼を開いてこっちを見ているだけなんですがね。(笑)

 

1月18日(木)

昨日一昨日と良かったのに今日は元気なくて苦しそうです。

何があったのでしょうか?

面会を終えて帰る頃、

口から泡を吐くように見えるんで看護師さんに伝えて吸引して頂きましたが、

母は苦しそうで見ていられませんでした。

どうしたんでしょう?

どこか具合が悪いのでしょうか?

まぁ悪いからそうなるんだと思いますが。

 

1月20日(土)

面会行くと酸素吸入をしているのでビックリ!!!!

段々と容体が悪くなっています。

麻痺している手は一段と浮腫みが酷くなっているし。。。

時折声をあげてしんどそうです。

看護師さんに話しを聞くとオシッコの出も悪いらしく利尿剤飲ませているそうです。

この状態を見ていると退院して次の病院へ行くのは無理だと思いました。

 

1月21日(日)

面会行き手を見ると前日のよりか浮腫みは引いている様に見えたし、

表情も昨日よりかは少しマシだった。

 

1月22日(月)

先生よりお話しがありました。

内容は先週の木曜日辺りに誤嚥があり熱が出て、

心臓、腎臓、肺が一段と悪くなって来ている。

もし良くなっても少しのきっかけですぐに悪くなると話されました。

今後予断は許されないと。。。

眼を瞑っている母に対して私は「頑張らなくていいよ」って話し掛けました。

これ以上辛い思いさせるのは忍びないですから。

で、誤嚥の事を話された時に思ったのは、

18日の面会の帰りに見た泡を吐く様に見えたのは、

誤嚥している最中だったんだと思ったんです。

そんな事とは全く分からずで母に申し訳なく思いました。

また、舌に白い傷みたいなのがあります。

どうしたんでしょう?

 

1月23日(火)

本当だったら今日が退院日。

面会に行くと尿の出が悪いとかで管を入れられていました。

腎臓が悪いから尿の出が悪いので強制的に出す為に入れらたみたいです。

そして個室に入る事を勧められました。

これは先が短い事を示す様です。

ただ、今は個室の空きがないので空きが出れば優先的に入れるそうです。

私はまた涙が出だして止まらなくなり母に頬擦りをしていました。

「もう頑張らなくてイイよ」って言いながら。。。

そんな母の顔は以前にも増して浮腫んでいます。

 

夕方の外は雪が降り出し一段と寒くなってきています。

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94歳母の事(20)

2024年06月26日 11時43分10秒 | 母親

(19)からの続きです。

倒れてから一ヵ月を迎える前の1月11日。

母の調子が悪くなり体温が37.5度で意識朦朧としています。

そして担当の医師からまたまたお話しがあり、

「一喜一憂している場合ではなく徐々に悪くなっていきます。」

「良くはならない。」

「私は寝たきりの患者さんを沢山診て来ている。」と話され、

「私は信じない!」と思いました。

その翌日12日。

倒れてから一ヵ月となりました。

そして嫁が先に母の面会行っていて、

見掛けたのがリハビリでベッドの横に座わっていたそうなんです!

眼も開いていたそうです。(驚)

私が行った時はベッドの横ではありませんがベッドを起こした状態で起き上がってました。

前日との違いにビックリです!

それを見た私はとても気分が良くなり「一喜一憂するよね!」って思ったんです。

 

その翌日面会行くと痰が喉にありゴロゴロ言ってます。

看護師さんが来て痰吸引されますが取れません。。。

その看護師さんが2度されましたが取れず。

次は別の看護師さんが来て吸引されたのですが…

母は今まで以上に苦しそうで見ていられませんでした。

多分取れないので喉の奥の気管まで入れて取られたのではと思います。

 

その翌日はスキーの技術選。

大会終わってから病院に直行し面会に行きベッドを起こし唄を聴かせると、

眼をパチパチとさせながら唄を聴いていました。

良い感じです♪

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義足体験

2024年06月24日 10時44分24秒 | ラン練習

ちょっと古い話しですが、

5月26日(日)のお話しです。

「あの板バネのスポーツ義足はどんなのか?」知りたくて東広島まで体験しに行って来ましたよ。

このイベントは中国新聞朝刊の記事に掲載されていて興味持ったからです。

主催は広島国際大学の谷口教授と学生さん。

今回義足体験するのは障害者では私を含めて3名と近くの小学生多数の参加です。

障害者では一人は中学生風の男の子。

もう一人は龍司でした。

龍司は「もう一人は誰かと思っていたら安井サンでしたか!」だって。

それとソケットは今使っている義足のソケット使ってやるんですね。

セッティングして頂きいよいよ装着して義足に体重掛けますがちょっと怖い…。

谷口教授の肩を借りて何とか立ち上がり歩くんですが、

自分から脚を振り出さなきゃいけないし、

足を地面に叩きつけるみたいな感じで着地しなきゃいけません。

いつも使っている常用義足ではそこまでやって無いので力が要りますし、

私の断端10cm位しかないし、

切断してから49年も経過しているから力もないし筋力がないので難しいです。

しかし、それで諦める訳にはいきません!(笑)

何度も何度も歩いているとコツが分かって来ましたよ。

少し脚を速く出せば早歩きからジョクぽっく出来る感じです。

ただ転びます(泣)

何度転んだか、、、(汗)

転ぶ時っていきなりなので地面に腕立て伏せになっちゃいます。

せっかく治りつつある手首が痛くなっちゃって。(泣)

原因は義足が地面に引っ掛かって義足が出て来ず転んじゃうんです。

こんな私を見てらっしゃった谷口教授やパラスポーツ協会の方が、

私をおだてますよ。(笑)

「最初からこんなに走れるなんてやはりトライアスロンされているから運動能力が高いですね!」とか言われましたが、

龍司も今回初めてなのに走っているしで口が上手いなって思いましたね。(笑)

そして今回のゲストはあの「走り幅跳びパラ女子アスリート中西摩耶さん」です。

初心者にも分かりやすいくご指導頂きました。

ただ他の二人には出来ても私には出来ない事が多かったのも事実です。

それと義足の値段が高いですねーーー!

普通使っている義足は補助が出るので自己負担は大した事ないのですが、

スポーツ義足は補助が出ないので全額負担となり、

年金生活者の私には手が出ません。。。

まぁ今さら義足使って走ろうとも思いませんが…。

今回は体験してみたくてやっただけですのでね。

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94歳母の事(19)

2024年06月22日 22時59分14秒 | 母親

(18)からの続きです。

ちょっと書き忘れていましたが、

結局悩んだ末、「回復期の病院」リハビリ病院に行く事に決めました。

そして1月5日金曜日。

面会行くと相談員さんからリハビリ病院を幾つか提案して頂き面会の緩い方に決めました。

緩い方って書くと変ですね!

様は面会時間や週の面会日数が多い方です。

これから病院のベッドが空けば転院となるみたいですが、

なかなか空きがないみたい。。。

また、母は「要介護5」になるのでそれでも入院を引き受けて頂ける事が条件です。

今日も面会行くと好きな歌手の唄を聴かせました。

少しでも脳の刺激になり良くなって欲しいから。

また、私たち家族に出来る事は「心のケア」しかないと思うんです。

「心のケア」って大切だと思うんですよね!

毎日毎日面会に行って声掛けて話し掛けて。

短い時間ですが自分の出来る事を精一杯やる!

後で後悔しないように。

倒れてから私の中での優先順位は何があってもまずは母がNo.1です!

どんな用事があろうが後回し。

そう決めています!

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94歳母の事(18)

2024年06月19日 22時19分59秒 | 母親

(17)からの続きです。

世の中はお正月です。

でも病院内はお正月なんて関係ありません。

看護師の皆さん忙しそうに働いでいらっしゃいます。

今日は母の好きな歌手の唄を聴かせて上げようと思い、

スマホからイヤホンで聴いて貰いましたが、

分かったかな?

「少しでも脳の刺激になって良い方向に向かえば良いな!」って思います。

そんな中お正月も明けて病院から「次の病院決まりましたか?」と連絡が入り、

先生からお話しがあるとの事で説明を聞く事になりました。

先生の話しの内容は現状と今後についてのお話しで、

94歳という高齢だしこれからリハビリしても回復は難しいと…。

「もしリハビリ病院入ってから苦しいリハビリに94歳のお母さん耐えれるでしょうかね?」

とか話されます。

また、「リハビリ病院は家に帰る為にリハビリするので、

お母さんの場合麻痺しているのでリハビリしても回復は難しいです。」とおっしゃいます。

それは分かっています。

立って歩ける様にはならないって。

でも、私の想いは少しでも良くなる可能性があるのならリハビリさせてみたいんです。

「何もせずに先生の言う事を聴いて療養型病院に入れるってどうなん?」って思うんです。

また、言語聴覚士にリハビリして頂ければ「飲み込む事が出来る様になるかも知れないし」、

「現状よりかは意思の疎通が改善されるのでは」と思ったんです。

そして、今の状態では寝たきりです。

そこを「もう少し車椅子にでも乗れる様になれば良いかな?」って思うんです。

だからと言って、

これ以上辛い思いはさせたくはないのです。

そんな事を考えながら、「まだ一ヵ月も経ってないのに…」

「次の病院探すなんて…」って思いました。

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94歳母の事(17)

2024年06月16日 14時03分12秒 | 母親

(16)からの続きです。

倒れてからこうやって新年を迎える事が出来るとは思っていませんでしたが、

何とか新年を迎える事が出来て嬉しく思います。

でも、母は毎日辛い日々を過ごしていると思うと素直に喜べないのも事実です。

さて、新年を迎え今日は元旦。

初詣にも行き母の早期回復を祈願します。

そんな中、母の今度について家族皆に意見を聞きました。

結局今後回復期の病院となるリハビリ病院に入院する事に対して最終的には長男である私が決め、

それに対して誰も意見しないという事になりました。

そんな元旦の午後いつもなら「元旦ライド」してますが、

気分乗らないしやる気もないし…。しません。

で、面会に一人行って来ました。

普通だったら「新年あけましておめでとう!」って言いたいのですが、

そんな事は言えません。

母は私からの問い掛けに応えてくれません。。。

悲しくて母に被さり私は涙が止まりませんでした。

その後、弟が来たらリアクション大きいし目も大きく開き声出していました。

それに対して「なんでやーーー!」って思いましたよ。(笑)

いつも面会に来ている私は珍しくないんでしょうね。

また最近慣れたのか、

自宅の母の部屋の灯りが付いていない事に慣れてきてしまいました。

慣れって怖いですね!

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94歳母の事(16)

2024年06月13日 23時19分21秒 | 母親

(15)からの続きです。

今入院している病院は急性期型病院になります。

治療が無くなれば退院しなければいけないのです。

こちらに母が入院してからは毎日毎日面会に行っています。

行く度に「今日の母は良くなっているのか?」

それとも「相変わらず悪いのか?」と期待と不安を抱きながらエレベーターに乗って上がります。

面会に行けばまずはミトンを外します。

帰る時にそのミトンを付けるのですが、

本人は嫌なので拒否のそぶりで手をグーにして入らない様にしたり、

私の手を握て放しません。

それを見ていると可哀想でならないんです。

でも仕方ないんです。。。

とっても辛いです。。。

そんな中、23日頃年内に病院変わった方が良いと家族の中で意見があり、

先日行った療養型病院に連絡し年内入院をお願いしましたが、、、

結局はやめました。

理由は忘れましたけど。。。

また、いつも面会に行ったら今日の日にちや曜日を教えていましたが、

大晦日が近づく頃には日にちを言うのを止めました。

「帰りたい」って思っても困るので。

ここの病院は日曜日も面会出来ますが、

大晦日、お正月も出来るんです!

これが良いですよね!

大晦日は墓掃除など一通りの新年への準備を済ませ母の元に行きます。

本人には今日が大晦日とは言わないで。

でも看護師さん達が話していたらどうにもなりませんけどね…。

年末の雰囲気は出さず「また、明日来るね」と言って母の部屋をあとにしました。

その後、家に帰ると年末ですからみんな帰って来ているので賑やかです。

その中に母の姿がなく一人病院のベットで歳を超すんだと思うと可哀想。。。

 

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94歳母の事(15)

2024年06月11日 22時43分33秒 | 母親

(14)からの続きです。

他の病院が決まらないけど、

まだ入院して10日も経過してないのに出て行く必要はないだろうと思いながら、

そこの所を聞くのも怖いんです。

私については毎週末忘年会が続いていますが、

心の中は母の事ばかり考えています。

なので本気で楽しめない自分がそこにいました。

また、年賀状は書こうか書くまいか悩んでいたのですが、

この所母の容体が安定している様にも見え書く事にしました。

そして母の年賀状については来たら書く事にして一応デザインなどは作っておきました。

それと母の部屋には介護保険でレンタルしているベッドがあります。

返さなくてはいけないのですが、

ベッド返すと部屋の真ん中にポカンと空いて寂しいので、

レンタル屋さんにお願いして引き取らない様お願いしました。

それと簡易トイレは綺麗にして片付けますが、

中に日付と誰が使ったのかが分かるようにメモを入れておきました。

いずれいつか使う時があればそれを見てくれるであろうと思うからです。

そして部屋はそのままの状態にしています。

 

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94歳母の事(14)

2024年06月06日 14時28分29秒 | 母親

(13)からの続きです。

いよいよ次の病院、療養型病院へ行きお話しを聞く日がやって来ました。

12月20日で倒れてから7日目ですね。

佐伯区内にある大きな療養型病院です。

相談員さんや院長先生に婦長さんなどが同席され色々なお話しを聴き、

最後に病棟を見学したのですが…

「こんな所に入りたくないな…」って思いました。

人生の終末を迎える病院。。。

沢山の患者さんが入院されておられましたが…

これ以上言葉が見つかりません。。。

私達の話を凄く同情されながら聞かれ、

手厚い看護、介護をして頂ける感じは好印象ではありましたが、

上の人が言われるだけで果たして現場の人は本当に心のこもった手厚い介護などがして頂けるのだろうかと、

疑問に思いました。

そして最終的にネックなのが面会時間です。

一日一組三名までで15分。

家から遠いのに行っても15分しか面会出来ない。

それが引っ掛かて保留とさせて頂き、

他の療養型病院を探してくれる様に今入院している病院の相談員さんに頼みましたが、

現実はなかなか思うような病院が見つからず困ってしまいました。

家の近くにもあるのですがあまり良い感じではなくて

家族としては近くて良いし面会時間も30分で良いとは思えますが、

患者からしたら寝たきりにさせられリハビリもなく認知症になり弱って亡くなる。

それでは主役は誰だって事になります。

あくまでも主役は患者本人ですから。

 

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94歳母の事(13)

2024年06月01日 22時50分38秒 | 母親

(12)からの続きです。

しばらく書いておりませんでしたが再開します。

 

12月17日日曜日

倒れてから5日目。

母は私が面会に行った時、寝てばかりだけど喉の奥に痰が引っ掛かって辛そうなので看護師さんに頼んで吸引して貰ったは良いが、

吸引が終わった後母の枕に涙がポタリと落ち、

「辛かったんだろうな」「可哀想に」と思いました。

その後もまだ喉に痰があるみたいでゴロゴロいっているけど、

これ以上吸引するのも可哀想なので、

そのままにして帰りました。

まだ一週間も経たないうちに脚が細くなっていてビックリしたのと同時に

「これではもう歩けないな…」って思いました。

そんな母の顔を覗き込んでいると時折、眉間にしわを寄せて辛い顔をしています。

その顔を見ていると私はとっても辛くて自然と涙が流れます。。。

 

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