(8)からの続きです。
先生から「手術は成功したけど思った以上に左脳の梗塞があり言葉などの認識が回復しないだろう」との事。
なので意志の疎通は難しいと……。
これが右脳だったらこうはならなかったそうです。
結局、右半身不随と言語機能障害となりました。(大泣)
「早く連れて来て頂いて手術も早く出来たのに残念です」と話された。
やはり94歳という年齢も関係ありとか。
不整脈がそもそもの原因だそうで、
不整脈から心不全や腎不全、
心臓から固まりが出来て脳に行って詰まると話されていました。
しばらくはHCU(高度治療室)で治療となります。
この不整脈については倒れる前日だったか症状があったんです。
それを私は見過ごしていました。(大泣)
その時こんな知識があれば当然お医者に連れて行ったでしょう。
そうすればこんな事態になる事はなかった!
悔やんでも悔やみきれません!
この先母はどうなるのでしょうか?
辛い手術も良くなると思い承諾書にサインしたのに残念な結果となり母に申し訳なく思います。
この日は午後3時から少し面会が出来たので母に会えたのですが、
意識はあるみたいでちょっと目を開いてくれました。
多分、母は「なぜこんな所にいるのか?」
「なぜこんなに痛いのか?」と思っていると思います。
そして動く左手には「ミトン」がされていました。
動く手が酸素吸入などしている管などを引き抜かない為にさせられているのですが、
それがまた可哀想です。
私達夫婦はその後家に帰りましたが、
朝まで一緒にいた母がいない現実を受け止められない!
心に大きな穴がポッカリ開いた感じです。
この夜から眠れない日々が続き始めました。