1本足野郎

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94歳母の事(18)

2024年06月19日 22時19分59秒 | 母親

(17)からの続きです。

世の中はお正月です。

でも病院内はお正月なんて関係ありません。

看護師の皆さん忙しそうに働いでいらっしゃいます。

今日は母の好きな歌手の唄を聴かせて上げようと思い、

スマホからイヤホンで聴いて貰いましたが、

分かったかな?

「少しでも脳の刺激になって良い方向に向かえば良いな!」って思います。

そんな中お正月も明けて病院から「次の病院決まりましたか?」と連絡が入り、

先生からお話しがあるとの事で説明を聞く事になりました。

先生の話しの内容は現状と今後についてのお話しで、

94歳という高齢だしこれからリハビリしても回復は難しいと…。

「もしリハビリ病院入ってから苦しいリハビリに94歳のお母さん耐えれるでしょうかね?」

とか話されます。

また、「リハビリ病院は家に帰る為にリハビリするので、

お母さんの場合麻痺しているのでリハビリしても回復は難しいです。」とおっしゃいます。

それは分かっています。

立って歩ける様にはならないって。

でも、私の想いは少しでも良くなる可能性があるのならリハビリさせてみたいんです。

「何もせずに先生の言う事を聴いて療養型病院に入れるってどうなん?」って思うんです。

また、言語聴覚士にリハビリして頂ければ「飲み込む事が出来る様になるかも知れないし」、

「現状よりかは意思の疎通が改善されるのでは」と思ったんです。

そして、今の状態では寝たきりです。

そこを「もう少し車椅子にでも乗れる様になれば良いかな?」って思うんです。

だからと言って、

これ以上辛い思いはさせたくはないのです。

そんな事を考えながら、「まだ一ヵ月も経ってないのに…」

「次の病院探すなんて…」って思いました。

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