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生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

喜びは一致から

2006年04月15日 | 第2章:心理療法の基本
名曲を一人で聴いて感動するのも人生の喜びの一つですが、二人で感動を共有すれば更に生きる喜びは倍増します。喜びの内容はどんなに仲の良い恋人でも違いますから、完全に一致しよう、などと考えるのは哀しみを増すだけです。喜びの内容や度合いは違いますから、それなりに感動していれば感謝すべきでしょう。真善美という言葉がありますが音楽や絵画にしても名曲、名作と呼ばれている作品はいづれも真善美の世界です。何が真理か、何が善か、何が美か、楽しみながら思索すればする程、喜びは真善美に近いものとなります。武道でも呼吸と技が一致すると相手を完全に飛ばす事が出来ます。深く大きな喜びは常に何かと一致しています。真善美を改めて意識し知覚するのも人生の神秘に一致していきます。喜びは日々の宝、友と喜びを共に出来る人は幸せ:<純粋と一致:79-2>:

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<純粋な人>って、どんな人?

2006年04月14日 | 第2章:心理療法の基本
生き甲斐探索の旅は続きます。悔いのない人生を探し求めて歩く時、子供の時から大人に怒られ、自然な正直な気持ちや感情、体感を意識出来ない大人になっている事。社会で生き抜く為に、いつのまにか自分を押さえ、感情を正直に表現出来なくなっている事。これはこれで大切な生きる知恵の獲得の修行でした。さて、50代、60代で一番困る心のありようは、自分の考え方、感じ方、行動の仕方を意識出来ない人が沢山居ます。自分の五感、体感、本当の考え方を倫理・道徳・価値観に左右されてしまい、正直に<意識し知覚出来る人>が案外居ないのです。心理療法での<純粋な人>とは、心の奥底の感情や意識をそのまま表現出来る人の事を言います。さて、言葉にする、しないは、自由意志の問題ですが、深層心理でうごめく色々の感情や考え方を正直に、一旦、意識出来るよう、平素、楽しみながら訓練しておきましょう。ぼけ防止にもつながります。心を純粋にする訓練(綺麗な天使になれ、と言う意味ではありません)をしないと心を病む傾向に自分を追い込みます:<純粋と一致:79-1>:

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愛を見抜けるか!

2006年04月13日 | 第2章:心理療法の基本
晩年離婚がいとも簡単に行われていく姿ほど、哀しい物語はありません。かっては愛しています、と叫んでいたのに! 長い人生を共に苦労していたのに、あれよ、あれよ、と離婚に向かって流されていく二人を、私は悔しい想いで眺めます。安易さが流行する時代です。美しいものを求めて戦う喜びを知らない人々が何故増えたのでしょうか?宝物を苦労しないで手に入れようと何故思うのでしょう!素晴らしい宝は血の出るような努力でしか得られません。往生際の悪い人間が何故増えたのでしょうか? さて、人生の諸々の場面で、いよいよ、自分を愛してくれている人の中から、いよいよ一人を選択すべき時が来ました。愛を見抜く時が来ました。何を基準に選べば、悔いが無いでしょう? 答えは古代から現代まで、いつの時代もただ一つ:正直に自分の心を見つめながら自分の命を捧げても悔いのない人の愛を選ぶ事:<正直論:78-5>:

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心を見つめる?何を見つめる?

2006年04月12日 | 第2章:心理療法の基本
悔いのない人生を生きたい、そう願いながら、悔いだらけの人生。しかし、自分を愛してくれる人が一人、そばに居れば、まずはそれだけで人生は幸せと解釈すべきでしょう。それほど本物の愛との遭遇は人生にはありません。爽やかな愛情生活を身近に持つ人々を観察していると、いつも楽しみながら自分の心を見つめる生活をしています。心の奥底から泉のように湧き出す想いを正直に感じ取る力は、平素の心を見つめる修行の賜。努力しないで手に入る良い物は世間には一つもありません。ところで心の何を見つめたら良いのでしょうか?その人の心のやすらぎ、平安な気分を手にいれる方法を考えることを心を見つめる、と言います。心の安らぎは老化を防ぎ、悪い遺伝を良い方向に変え、自律神経をなだめ、免疫を高め、内分泌を良くします。<心の環境を整える>とは<心の安らぎを保持する事>を意味しています。:<正直論:78-4>:

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すぐ錯乱する人

2006年04月11日 | 第2章:心理療法の基本
心理療法では暗い感情の領域を5つに分類しています。人はどんな問題でも最初に不安感が生まれます、未解決に放置しておくと、不安は怒りとなり、身体症状が出るようになり、欝、錯乱へと生育していきます。このストレス曲線と呼ばれる暗い感情は、もともと人間が幸福になる、気付く為の布石の感情なのですが、人は何故かこの法則を知りません。この精神状態の時は誰かから極めて正直なコメント、特に自分の痛い所、真実を指摘されると錯乱します。そんな時は近くのお気に入りの美しいお庭を散歩しながら自分の心を不安にしている物を意識し知覚すると第一感情の不安の実体が何か見えてきます。不安が見えてくると第2感情の怒り、第3の身体症状、第4の欝、第5感情と言われる錯乱は消滅していきます。ストレス曲線は幸福曲線(平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感)になる為のもの。:<正直論:78ー3>:

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正直と愚直

2006年04月10日 | 第2章:心理療法の基本
正直な人、愚直な人、に触れるといつも二つの印象を持たされます。自分の心をいつも上手に、爽やかに、相手に嫌な感じを持たせずに表現出来る人、逆に、相手に嫌みと怒りを与える人。どこが違うのでしょうか? <自己肯定、他者肯定>型は<爽やかさ>を与え、<自己肯定、他者否定>型は嫌みを与えているようです。肝心な時に、正直に言わなかったばかりに、私は沢山の悔いを残して生きてきました。不思議な事ですが私が深く反省をすればする程、身近に知恵者が集まるのです。その人々は、いつも相手を爽やかにさせ、生きる希望を与えつつ、自分はいつも正直に本音を語って明るく元気に生きている不思議な人達。良き友人を鑑に出来る私は幸せ。:<正直論:78-2>:

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心の奥底って、何?

2006年04月09日 | 第2章:心理療法の基本
心理療法家の<人間観>は治療の成否を左右します。フロイドのようにラッキョの皮を一枚一枚取り去っていくと心の底は<無>という人間観と、最後に<愛である神>を知覚する場合とは、人を大切にする<基本的人権>への敬意は相当違ってきます。深層心理学を世界的な学会のレベルで勉強していけば、直ぐ分かる事ですが、人間の心の奥底をのぞくと(一枚一枚、色々の雑念を取り除く事)最後の<原初感情>と呼ばれる心は二つです、一つは<好き、嫌い>の感情、もう一つは<怖い、怖くない>の感情、この二つの感情が、言語も発達していない時代、神話もない時代、宗教もない地球を生き抜いた人類の知恵でした。この女性が好き、この動物は怖くない動物、この森は怖くない森、この男性は怖くない、こうして生き延びる知恵をこの二つの原初感情が示唆してくれます。更に最後の最後の心の奥底にあるもの、それは愛:神聖な愛。これを尊敬しない思想は役に立ちません。正直に心の奥底を見つめて知覚できるものは自己肯定、他者肯定の愛。性善説の心理療法家、性悪説の心理療法家、あなたはどちらを選びますか?:<正直論:78-1>:

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嘘で固めた歴史文書

2006年04月08日 | 第2章:心理療法の基本
教典、聖書、古事記、その他権威ある歴史文書には沢山の嘘が書かれています。その中の<言葉>に囚われて心を病んだ人々を心理療法で対応してきました。現代社会に生きる私達は、その言葉を巡る学術論争は世界の一流の学者にまかせるとして、どんな教典にしても、その中の<言葉>の解釈から自分の心を病む、病ませる事だけは止めましょう。馬鹿馬鹿しい事です。自分を心の病に追い込むまで言葉に囚われる事は健康的ではありません。人々を健康に、幸せにするのが教典ですから。一番多いのが<愛さねばならない>の教えです。愛せない自分に苦しみ、愛を感じない自分に苦しむ人の何と多いことか!この世界で一番幸せになる方法は愛以外にはありません。それだけに愛には男女は敏感です。権威ある文書ほど、翻訳ものが多い。その翻訳も誤訳があります。<言葉>は大切ですが心の病に追い込む程の価値はありません。:<虚言論:77-5>:

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神話の嘘を憎む人

2006年04月07日 | 第2章:心理療法の基本
<嘘>を見抜く力さえあれば、相手がどんな嘘をついても、恐れる事はありません。相手にしなければ済む問題だからです。嘘をつかれたら、どう対処するかは、つかれた人間の問題です。こちらではどうしようも無い領域だからです。さて、相手と自分の嘘に苦しみ身体症状まで出てしまう事例が心理療法家の仕事になる場合があります。どう対処すべきか、悩む所ですが、4つの大きな指針しかありません。1:体験の解釈、2:アイデンティーの統合度、3:現実吟味力、4:防衛機制。もうすこし簡単な診断方法は、気楽に神話の話を持ち出してみる方法です。メソポタミア、エジプト、ギリシャ、日本の有名な神話を持ち出してみるのです。神話を楽しめるくらいの心を育てる、その神話をどう楽しむか。美しい永遠の愛は神話を楽しむ世界から始まります:<虚言論:77-4>:

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嘘の無い社会

2006年04月06日 | 第2章:心理療法の基本
長い長い心理療法の仕事を通して<嘘>に悩み、貴重な、一度しかない人生を自分から断ち切った人、自己嫌悪に苦しむ多くの人々を見てきました。さてこの地上で、他の条件が変化せずに、もし<嘘の無い社会>が突然生まれたらどうなるでしょう?<一般意味論>と言う学問があります。教えようとしている内容は<どんな正確な言葉でも、表現の正確さはあいまいである。だから言葉で戦争をしたり、人と争う事は意味がない>と私は解釈しています。世界に無数にある色々の言語、その言語を更に翻訳して互いの意志の疎通を図っていますから、真意は遙か遠い所にあるのに、いいかげんな言葉で人は争います。<嘘つき>とののしる人は<思い通りにいかない場合><期待通りにいかない相手>に投げかけている人すらいます。<嘘>と言う言葉は実にいい加減な使い方をされていて人々を混乱させる言葉です。<嘘をつく>、この恐ろしい意味不明な言葉をもう一度点検する必要があるようです。地上で一番重要な愛の世界を破壊させる恐ろしい言葉が<嘘>と言う言葉:<虚言論:77-3>:

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正常の嘘と病的な嘘

2006年04月05日 | 第2章:心理療法の基本
いくつになっても環境と状況により本音を意識しようとしても、意識出来ないのに苦しみます。<意識出来ない原因>は教育、人間の優しさ、礼儀、倫理と色々の複雑な心理から<本音>が分からなくなってしまうのでしょう。特に子供時代<個性の美>を両親、教師等周囲の大人が意識して育ててくれない場合は、大人になった後も、五感と体感レベルでの本音を正直に意識出来ない人間が多いのです。<正常な嘘>をつくことで、人(自他)の生命を救い、権利を守り、生きる喜びを維持促進する場合もあるのです。この配慮は美しい愛の配慮となります。一番恐ろしい嘘は自分に嘘をつくこと。本音はAという領域を希望しているのに、何故かBという希望していない領域が本音だと勘違いする現象。自分に嘘を言うと一度しかない人生をめちゃめちゃにしてしまいます。<虚言論:77-2>:

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美人の嘘と不美人の嘘

2006年04月04日 | 第2章:心理療法の基本
心理療法家の修行の話をします。イギリスの大学で<テーマ:純粋と一致>のワークショップの話です。心理学関連の各地大学研究室からの参加者の中に、実に清楚な美人とこれまた実に珍しい巨漢の不美人がいました。最後の日、教授が単位を与えた研究生はワークショップ中、その清楚な美人と巨漢の不美人への対応を正直に言語・感情表現をした学生に単位を与えました。その二人は修士号を持つ女性で、かつ教授の教え子でした。私達を査定する為に参加していたのです。二人はワークショップ中、どんな対応をされたか、嘘を平然とついているのに、何故、正直に、怒ったり、たしなめたり、純粋な正直な気持ちをぶつけなかったのか、を親切に冷静に語ってくれました。冷や汗の出る辛い時間でした。心の本音と意識と言語が著しく相違している学生には単位が出ませんでした。美人の嘘には寛大、巨漢の不美人には厳しかった、しかし、正直に、素直に、心の中の本当の気持ち(思考と感情)を一致させていた学生には単位が出ました。深層心理での思考と感情を正確に意識出来て、正確に言語化した私も単位をもらえましたが、実に複雑な気持ちになりました。:<虚言論:77-1>:

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寝床の夢

2006年04月03日 | 第2章:心理療法の基本
睡眠不足の脳の検査表を見ると、ぐったりした感じで、いかにも新鮮さに欠けていて、これでは全て意欲も表情も生まれません。さて<自分の寝床>は人生で一番重要な空間と場所です。いつも綺麗にしておきたいもの、しかも、美しい夢を満たしてくれる神聖な場所として大切に清潔に保持すると<最高の癒しの場>になります。まさに自分の自然体を何の恐れもなく維持出来る場所が自分の寝床。美しい寝床に入りリラクゼーションを意識しつつ自然体で横たわる時、色々の想いが自然に湧き出しますが、ここでのコツは生きる希望や美し夢に関連したイメージのみを意識すると人生が変わってきます。この毎日の寝床での美しい心の営みと爆睡が心と身体と魂をいつも、いきいきさせてくれます。<自然体論:76-5>:

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自然体の神秘

2006年04月02日 | 第2章:心理療法の基本
色々の訓練をしてきましたが(自然体になる)訓練は大変です。武道でも自然体がとれるようになると瞬時に体が動きます。体が自然体になると私の心には何故か暖かい感情が流れ出します。言葉にするのがもったいないような、言葉にすると尊い宝物が逃げ出すような感じになるので静かに身を自然に委ねます。最近は何故か若い頃の綺麗なイギリスの森の野草が心に浮かびます。清流の可愛い小鳥や野兎もイメージに出てきます。感情が自然に豊かに流れだすと沢山の知恵が湧いてきます。体の中の泉は書物と違い実に自分にピッタリの感じの知恵なので驚きます。世の中で努力する価値があるのが(自然体になる)努力。自然体は豊かな愛の源、知恵の宝庫。<自然体論:76-4>:

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神聖な愛

2006年04月01日 | 第2章:心理療法の基本
私は今、京都宇治のカルメル修道院に居ます。今回のワークショップテーマは(信じて見えてくるもの、見えなくなるもの)。11名の人々が全国から集まりテーマを巡り2泊3日をかけて思索し会話しています。何かを信じて見えてきたものが(不安、怒り、憂鬱な感情)と言う人も居たり、(平安、慈愛、健康感、幸福感、安定と自信)の人も居ます。同じ人が同じ何かを信じても見えてくるものが逆になる場合もあります。これは何故でしよう。人間の心には神聖な人知を越えた愛の働きがあるようです。自分の心に感じる光と陰、本音とたてまえ、善と悪、これら全てを一旦あるがままに受けとめないと素晴らしい気付きを失う危険があるようです。<自然体論:76-3>:

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