長い長い心理療法の仕事を通して<嘘>に悩み、貴重な、一度しかない人生を自分から断ち切った人、自己嫌悪に苦しむ多くの人々を見てきました。さてこの地上で、他の条件が変化せずに、もし<嘘の無い社会>が突然生まれたらどうなるでしょう?<一般意味論>と言う学問があります。教えようとしている内容は<どんな正確な言葉でも、表現の正確さはあいまいである。だから言葉で戦争をしたり、人と争う事は意味がない>と私は解釈しています。世界に無数にある色々の言語、その言語を更に翻訳して互いの意志の疎通を図っていますから、真意は遙か遠い所にあるのに、いいかげんな言葉で人は争います。<嘘つき>とののしる人は<思い通りにいかない場合><期待通りにいかない相手>に投げかけている人すらいます。<嘘>と言う言葉は実にいい加減な使い方をされていて人々を混乱させる言葉です。<嘘をつく>、この恐ろしい意味不明な言葉をもう一度点検する必要があるようです。地上で一番重要な愛の世界を破壊させる恐ろしい言葉が<嘘>と言う言葉:<虚言論:77-3>:
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