生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

ピエロの哀愁

2006年03月20日 | 第2章:心理療法の基本
哀しい事があると敢えてはしゃぐ友人がいます。いつもは静かに人の話を傾聴しているのに、辛い事、哀しい事があると、何故か数名の会合で、彼はピエロを演じます。痛いほど彼の気持ちが分かるので私が涙ぐむと彼は私にウインクを送りながらピエロを演じ続けます。不安定で傷つきやすい精神状態になると人は躁鬱病的になるのが自然です。更に二つに分けると一つは鬱型(ハムレット型)、もう一つは躁(ピエロ型)。ここが人間の偉大さ、健全な所です。もしこの躁鬱にならないと、どうなるか?答えは<心の破壊>です。ハムレット型への対応は明瞭ですが、さりげないピエロ型は、時として笑いの対象として見過ごされます。あの時、ピエロを演じていた友の心を洞察出来なかったばかりに、と悔いた事例を私は沢山経験しています。:<洞察訓練:74-1>:

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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わかります (通行人)
2010-05-05 10:59:42
自分もそういう生き方しかできませんでした。
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Unknown (生き甲斐の心理学)
2010-05-17 10:08:29
コメントを有難うございました。

ピエロを演ずるのは色々考えさせられますが、短い人生の中でとても人間らしくて、感動する事が多いようです。

お互いに悔いのないように生き抜いていきましょう。

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