生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

奈良時代、平安時代を楽しむ

2011年03月14日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
生き甲斐の心理学で時々問題になるのが日本人のアイデンティティーの統合、と言う問題です。生き甲斐の心理学は欧米で発達した学問なので、それぞれの世界各地で普及していくのは有難いとは思いますが、そこで、どうしても配慮しなければならないのが、それぞれの民族、人種が持つ個性、と傾向の問題です。どんな問題かといいますと、欧米では病理であつても、その文化では病理ではない事例が沢山あります。日本の場合は6つあります。汚れと禊、もののあわれ、わびさび、甘えの構造、恥の文化、幽玄美の6つです。この6つの特徴は奈良時代、平安時代に形成されていますので心理療法を勉強する日本人はこの6つの領域をキチンと理解していく必要があるのです。私たちの研究所では現代の精神病患者のケースレポート、論文はやめて、持統天皇のケースレポートを本免許の時には書かないと合格出来ません。その理由は日本人のアイデンティティーをしつかりと勉強しておいていただく為です。これを病理として扱うと日本人の個性の美が喪失されていきますし、完全に病理でないとしてしまうと、また、大きな問題を生んでいきます。それぞれの人種、民族の持つ個性の美と現代心理学の境界線について思索していきます。<過去、現在、未来:378-1>:

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