人間は、誕生して直ぐ母親のお乳を元気よく吸い始めます。たまにですが、吸う力が無く生まれた赤ちゃんは、短く儚い人生を終わります。吸う力は神秘的な現象です。この<吸う>現象は人の生涯を左右する生命力となります。生物体としての吸い方が、幼児期を過ぎると、今度は心理的分野、精神文化の分野にも、影響を与え始め、深層心理分野の複雑な領域にまでも、相手の心を吸収する面での健全な吸い方、不健全な吸い方を左右していきます。<吸う><吸われる>は人を心身ともに幸福にさせますが、不幸にもする要素があるので、人間の原点でもある赤ちゃん時代の授乳、食事、排泄の世話については十分配慮する必要があります。この時期の影響で、自己愛パースナリテイ障害の原型が創られていく事実を認識しなければなりません。しかし、この障害は大人になってから、その病識にさえ気づけば十分治せますから安心して下さい。:<NPD6:吸血鬼:46-3>:
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