生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

<あたかも、~かのように>

2006年11月12日 | 第1章:愛の領域
ここでは心理療法のワンポイント・レッスンを楽しみながら思索しようとしていますが、21世紀に激増すると言われている<自己愛パースナリテイ障害>について300回ぐらいにわたり説明する必要があるので、読んで下さる方々も大変だなあ、と思います。さて今日は<あたかも、~であるかのような>人について考えます。種の保存本能の延長分化した病理です。本当はそうでないのに<私はあたかもマザーテレサのように>生きたい、と思うのは正常ですが、あたかもマザーテレサのような人間になってしまい、その視点で<人は他者に貢献すべきなのに、貢献していない人>を批判し、裁いてしまうのが病理です。この傾向は誰にでもありますので、どこからが正常で、どこからが異常か、という識別は相当専門的な修練をしないと把握できません。とにかく、自分は現実にはそうでないのに、<あたかも、~であるかのように>他者を批判し、裁く人が激増しているのに注意しましょう。:<NPD2:26-4>:

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