缶コーヒーを見て思ったこと

たった1本の缶コーヒーにも大勢の人たちの努力と想いが詰まっているのね．

◇缶コーヒーの中身のコーヒーを研究開発している人
　もちろん現状では，缶コーヒーの味はレギュラーコーヒーに及ぶべくもない．レギュラーコーヒーと缶コーヒーは別の種類の飲み物と言っていいだろう．
　しかし，たとえ現状ではそうでも，将来は同じくらい美味しい缶コーヒーを作ろうと頑張っている人もいると思うと，一刀両断に缶コーヒーを切り捨てられない僕がいる．

◇美味しそうな缶表面の印刷の意匠を考えているデザイナー
　正直，味の方は製品によるドラスティックな差はなさそう．そうなると勝負はデザイン．
　如何に美味しそうな，如何に目が覚めそうな，如何にカッコよさそうな，デザインは？
　何度も何度もクライアントにダメ出しされながら今日もデザインを考えているデザイナーさん．ご苦労様．

◇缶コーヒーのプルトップを考えた人・改良したい人
　プルトップの特許は物凄い収入をもたらしたと思いますが，いつ次の新しい仕組みが出てくるかわからない．そうなれば，今のプルトップは見向きもされなくなる．これは厳しい．毎日のこぎりや鋏を手にアルミやスチールと格闘している技術者がいるわけね．

この他にも，ブラック，微糖，超微糖等，新しい商品コンセプトを考えている企画担当とか，缶ジュースや缶ビール等，他商品との総合戦略を考えている人．．．etc

みなさん，ごくろうさま！