散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

グリーンセンター

2015-06-16 | Weblog
いつかの日曜日、東京メトロ南北線と相互に乗り入れてる埼玉高速鉄道の新井宿でおりて案内板を
眺めていた。新井宿っていうくらいだから宿場町なんだろうと思ってたら日光御成道(日光街道の脇道
で将軍が東照宮に参拝するときの通り道)を、クルマがピュンピュン通っていく。あたりに神社仏閣が
さすがに多いみたいだけど、そこをあえてグリーンセンターめざして歩く。


病院の敷地を通る

日光御成道を渡って坂を下り、こっちでいいのかな? と心細くなったところに親切な看板が出ていた。
川口市立医療センターの敷地を突っ切ると川口市立グリーンセンターがあるらしい。


通り抜けたら確かにあった(入場料は大人310円)

どんなとこだろう、グリーンセンター? ともかく入園してみると……、なにやらキャーキャー楽しげな
子供たちの歓声がきこえる。


思い切り遊んでるし、ミニSLもあるぞ

よそ者だから知らないだけで、きっと地元では名のある娯楽スポットにちがいない。グリーンセンターと
いうからには草花がいっぱい。そんなイメージでグリーンを探し歩くと、やはり温室があった。


「観賞温室 ランの温室です。」

草花に興味があるわけでもないので、すーっと通り抜ける。ちょっと目を引いたのはジャボチカバという
フトモモ科の常緑高木。ブドウそっくりの実が……なんと!


幹に直接、実っちゃってる

「味はブドウです」っていう言い切り方もすごい。ジャボチカバはブラジル先住民族の言葉で「亀のいる
地」という意味らしいから、ポルトガル人か何かが「あれは何だ?」と指差したのを、「ここはどこだ?」
という意味に先住民族が受けとめて「ジャボチカバ」って答えたんだろうな。


ついでに大温室も通り抜ける

フトモモ科っていうのも気になる。でも、身体のフトモモじゃなくて中国名の蒲桃に由来するとか何とか
いう話だから、もう気にしないことにしたい。


奇想天外?

また気になるプレートが立てかけてある。説明をよく読むと、ナミビアからアンゴラ南部に生育していて
葉が長く伸びながらねじれるのが特徴の多年草。


右端のタテに長いやつが般若


背の高い吉祥天

たぶん学名はそういう意味じゃないだろうから、和名をつけた人が奇想天外、般若、吉祥天とか何とか
遊んでるんじゃあるまいか? 吉祥天は数十年に一度しか開花せず、咲いたら1か月ほどで枯死する
と聞いたら、ちょっと見てみたい。


春雷、巌、赤凰……四股名をつけたのはだれ?

このへんは序の口にすぎなくて、幻楽、大仏殿、雷斧閣、海王丸、暗黒王、怪魔玉、夜栗鼠丸、妖鬼城
などなど、すごい四股名のサボテンがあるとか。


バードセンター

グリーンセンターには、なんとバードセンターも併設されていた。奇声を発するトリさんがいるなあと
思って見にいくと、叫んでいるのは……


もっぱら立派なクジャクだった

ばら園も見ごろだったし、ほかにも草花が咲き誇っていたけれど、グリーンセンターの中を歩き回って
いちばん感銘を受けたのは意外とインドクジャク……。



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