散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

青森

2014-07-26 | Weblog
善知鳥と書いて、うとう、と読むらしい。この善知鳥に名を借りた村に、漁をして暮らす家が点在していた
ところへ、北前船が立ち寄るようになったのか、寛永3年(1626年)に町割りが始まったのが青森の起源
だとか。謡曲の「善知鳥」は殺生の罪を犯した漁師が地獄で責め立てられる有様を描いて有名だそうだ
けど、まだ聞いたことも見たこともない。


首が長い黒い鳥と思われてた?

善知鳥の集落があった場所に港が築かれ、荷の積み下ろしが行われるようになると、港をめざす船が
青い森を目印に集まってきたから、やがて青森と呼ばれるように。かつて善知鳥村があったところには
善知鳥神社がある。


探して行ってみたらこんなところ

さすがに青森のルーツらしく、奥州街道の終点記念の碑が建っていたり、青森市道路元標があったり、
明治のころは青森町役場も青森警察署も青森郵便局も神社の境内に集まっていたというから、青森の
一大センターだったみたい。


善知鳥神社の境内に、いろいろな碑が立っている

棟方志功が生まれ育ったのも善知鳥神社の向かいだというし、青森といえば善知鳥、善知鳥といえば
青森という時代が、江戸から明治にかけて長いこと続いたらしい。いまでは青森の市街地も広がったし、
青函連絡船がなくなって淋しくなったと思ったら新幹線が通って賑わっている。


パワースポット?

何番まであるか知らないけど、「パワースポットあおもり18番所」の龍神之水も、善知鳥神社の境内に。
のんびり歩き回ると青森のエッセンスが善知鳥神社に凝縮されていると感じる。


こんな北のほうでも福島のことを

縁もゆかりもないってことはないにしても、本州の北の端で 「原発が終息して安全な日本に戻ります
ように。福島県民に平和が戻りますように。善知鳥神社」 なんて絵馬を見ると、しみる。


お守り買って帰る
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