cobady的創作生活

オリジナルで製作したテディベア(ぬいぐるみ)と
教室で誕生した生徒さんの作品をご紹介しています。

夕暮れ時の・・・

2008-09-08 23:02:28 | ある日の出来事
実は、またまたうちのダーリン、土曜日から4連休だったのです。えへっ。

借りてきたビデオを観たり、美術館に行ったり、今日は伊勢へドライブに行って来ました。

まずはビデオ。2本借りて、片方は駄作でしたが、もう片方の「フリーダ」は私的には大ヒット!

メキシコの女流画家フリーダ・カーロの数奇な半生を描いた映画なのですが、美しい映像、素晴らしい演技力、ストーリーもきれいにまとまっていて、本当に「良い映画」でした。

歌手が実際に歌っている姿を見るとその歌のことをずっと好きになるように、画家の人生を知るとその絵はぐっと心に迫ってきます。

 ディエゴとの離婚後に描かれた「ふたりのフリーダ」


観てよかったと心から思った映画でした。

次に美術館。「イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展」を見に西宮の大谷記念美術館に行って来ました。

この催し、大谷記念美術館で毎年開催されているもので、ボローニャで行なわれる絵本原画コンクールの入選作品が展示されています。

 「私の大好きなこと」植野幸子


西宮に住んでいた頃はよく一人で出かけたものでした。

結婚してからほとんど美術館に足を運ぶということがなくなってしまったけれど、やっぱりいいもんです。

絵本の原画はとても微笑ましく、温かい気もちで楽しむことが出来ました。

そして今日の伊勢ドライブ。人生初の伊勢神宮でした。

え~、神宮自体は正直言ってあまり感じるものはなかったのですが、おかげ横丁はめちゃめちゃ楽しい!

お豆腐ソフトクリームやら出来たて赤福やら、お土産を物色しながら食べ歩きました。

その帰り道。

お米の香りが辺り一面に漂う田んぼを横目にドライブ。

ところどころで何かを燃やす香ばしいような煙の匂い。

遠くの山の向こうに少しずつ、そしてあっという間に沈んでいく夕日。

突然襲われた言い知れぬ寂しさ。

夏の終わりの夕暮れ時ってどうしてこんなにも切ないんだろう。

友達と別れて家に帰らないといけなかった子ども時代の思い出?

彼と一緒に過ごす残り時間が少しずつ短くなっていく青春時代の思い出?

そんなことを考えていたら、隣で運転していた夫が言った。

「このまま夕暮れに溶けてなくなってしまいたい」

・・・私たちは同じ瞬間に同じ切なさを共有しているんだ。・・・

言い知れぬ感動が胸に押し寄せて泣きそうになった。

そして私たちは一緒の家に一緒に帰ることができる。

それは、なんて、なんて、なんて、あり難く幸せなことなんだろう。


・・・これじゃ、ただの「のろけ」じゃん!・・・すみません。

ただ、この気もちを残しておきたかったんです。

それだけ。
コメント (2)
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