プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★無情(前編):戦争の痛み

2022-02-25 09:14:20 | 日記・エッセイ・コラム
 冬の日本海は、白波が高く舞い上がり、反動で海面を叩きつけるように落下する。

 波が砕け散り、岩肌は波しぶきに洗われるが、どちらが痛いか分からず、不気味さを増す。

 海を隔てて、ロシア軍がウクライナに侵攻した状況や、国連・EU・アメリカなどの対応の模様等々がリアルタイムで伝わる。

 第2次世界大戦や冷戦の苦い経験から、対話により築き上げてきた国際秩序が破壊される脅威に陥っているが、今では、二国間の対立ではなく、多極化・多国化対立時代になった。

 社会体制や宗教の違いなどで、国が「正か否か」と争うと、一般市民が犠牲を強いられる。

 太古の昔から、人間社会の営みを呑み込み、悠久の時を刻んで来た”海”には、どう映るのだろうか。