元東京都知事の石原慎太郎さんが、亡くなった。
昭和生まれ初の芥川賞受賞作家として、文壇デビューし、注目を浴びたが、私は「太陽族」を罪悪視していたので、彼の小説を読まなかった。
後年、政治家として中央政界入りし、歯に衣着せぬ発言で、物議をかもす場面が多々あったが、4期務めた東京都知事時代の業績に目を見張った。
首都圏ディーゼル車の排ガス規制や宿泊税の導入、尖閣諸島の購入、米軍横田基地の一部空域返還や羽田空港の国際化、東京マラソン、東京五輪の誘致、豊洲市場移転等々、都政の枠を超えた施策を実現した。
発想の着眼点が鋭く、共感する点が多く、初めて彼の作品を購入した。私の書棚には、「老いてこそ人生」と「天才」の単行本が生き残っている。
荻生徂徠の名言の一節「人材は必ず一癖あるものなり。器材なるが故なり。癖を捨つるべからず。」を想起しつつ、石原さんのご冥福を祈りたい。
昭和生まれ初の芥川賞受賞作家として、文壇デビューし、注目を浴びたが、私は「太陽族」を罪悪視していたので、彼の小説を読まなかった。
後年、政治家として中央政界入りし、歯に衣着せぬ発言で、物議をかもす場面が多々あったが、4期務めた東京都知事時代の業績に目を見張った。
首都圏ディーゼル車の排ガス規制や宿泊税の導入、尖閣諸島の購入、米軍横田基地の一部空域返還や羽田空港の国際化、東京マラソン、東京五輪の誘致、豊洲市場移転等々、都政の枠を超えた施策を実現した。
発想の着眼点が鋭く、共感する点が多く、初めて彼の作品を購入した。私の書棚には、「老いてこそ人生」と「天才」の単行本が生き残っている。
荻生徂徠の名言の一節「人材は必ず一癖あるものなり。器材なるが故なり。癖を捨つるべからず。」を想起しつつ、石原さんのご冥福を祈りたい。