プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★メディア・リテラシー(後編):感性

2021-09-03 07:39:02 | 日記・エッセイ・コラム
 日本人の特性の一つとされる「付和雷同」は、良く言えば、和を尊び、他人との対話で協調するが、反面、「曖昧」になりトラブルのもとにもなる。

 卑近な事例として、ある食品が健康によいと教えられると、買いに走るが、その後、効果がないことが報道されると、一斉に非難する。

 テレビ・ショッピングで、「これは一部の利用者の意見」とか「個人で効果が異なる」と「お断り」があるのは、責任逃れの手段だ。しかし、クーリング・オフの対象外なので、法律違反ではない。

 欧米では、情報の受け手が、複数のメディア報道を比較・検討して、正当性を判断することが日常化しているが、日本人は、口コミを重視する。決して悪いことではないが、特殊詐欺の遠因にもなる。

 情報が、ますます多様化し、送り手側は、巧妙・高度なマーケティング戦術を駆使するので、真偽を見極める感性を磨くことが重要だ。