プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★東京五輪の陰と陽(後編):復興の道

2021-09-10 07:49:01 | 日記・エッセイ・コラム
 パラリンピックでは、共生の道筋を示すことが出来たが、もう一つのコンセプト「東日本大震災からの復興」をアピールすることが出来なかった。

 福島県で行われた野球・ソフトボールでは、日本チームが金メダルの快挙を達成したが、関係者の反応は、さまざまだった。

 無観客試合のため、現地が期待した観光客の姿が無かったし、選手村では、食材の産地表示や棄食などが見られ、逆に風評被害が広がる懸念を感じた。

 むしろ、安倍前首相が誘致演説で、福島原発について、「アンダー・コントロール」と世界に向けて発信したのに反して、現実が、全く違っていることを露呈してしまった。

 戦術として、派手なパフォーマンスで、注目をひくのも良いが、実行が伴わないと、信用を失う。「信用は得るに難く、失うに易し」と肝に銘じたい。