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プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★三国めぐり:番外編

2019-03-12 09:24:07 | 旅行記
 三国は、越前ガニの水揚げがあまりにも有名だが、近くに雄島や東尋坊などの景勝地を抱え、小説や映画のロケ地にも登場する。

 高見順の生誕地で、三好達治が数年間、滞在したことは知っていたが、室生犀星が上京する少し前に過ごしたことを初めて知った。

 三国町には、ゆかりの文学者たちの碑が12基建っており、8基目として室生犀星の碑が建てられた。1909年、「みくに新聞」勤務時に詠んだ「芽がつっ立つ ナイフのような芽が たった一本 すっきりと蒼空に立つ」の詩を添えてあり、新鮮な感動を受けた。

 自宅前に川柳の短冊を飾ったり、住民が集う町カフェに作品を並べるなど、文学の香りが残る湊町ならではの風情を感じつつ、再訪を誓った。