プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★記憶に残す旅の思い出(前編)

2019-02-21 09:38:24 | 日記・エッセイ・コラム
 私は、数年前から終活の一環として、旅行写真を撮らなくなった。時々、カメラを持ってくれば良かったと惜しい思いをしたこともあるが、「また来ればよい」と気を取り直す術もマスターした。

 記録よりも記憶に残せば、かさばらない。自分なりの風物詩を作り上げておくと、小さな変化に気付き、感動の幅が広がり、深みを増すことを知った。

 2月16日、金沢から名古屋へ向かう途中、一か月前に見た雪景色が消え、田畑に春の風情を感じた。また、18日に、京都から金沢に戻る時、北陸トンネルを抜けても、そこに雪国がなく、花粉の飛散を心配した。

 加賀平野から青空に映える白山の稜線を眺めながら、ひと夏に何度も日帰り登山をした当時を振り返っていたら金沢に着いた。