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時悠人chosan流処世術

★アベノミクスのウソ:年金運用

2016-08-28 08:20:12 | 日記・エッセイ・コラム
 アベノミクス政策のもと、日銀は、「物価上昇率を2年で2%」を目指して、たび重なる量的・質的金融緩和を繰り返し、3年半を経たが、依然として目標を達成出来ない。

 また、年金積立金を運用する独立行政法人GPIFの運用実績は、2015年度で5.3兆円の赤字を、さらに、今年4~6月の3ヶ月間で、5.2兆円の赤字を出した。

 我々が拠出した貴重な年金原資が、この1年余りで10兆円以上、消えてしまったが、所管の厚労省は不問のままだ。会社ならば、我々は株主であり、当然、社長の経営責任を追求する。

 最大の問題点は、2014年に運用方法を見直し、リスクの高い株の購入比率を50%に引き上げた厚労大臣の判断ミスにある。

 ちなみに、今年4月~6月の赤字のなかで、国内債券だけが約9,300億円の黒字になっていることをもってしても、流動性の高い株式に傾斜するリスクが分かろうと言うもの。

 「円安・株高」を政策の柱としたアベノミクスが、輸出企業や投資家に貢献しても、一般国民の生活に直結する物価や年金に好影響を及ぼしていない。もうそろそろ、アベノミクスの無謀さと嘘に気付くべきだ。


 
★日本の家計簿:矢が尽きたか?
 内閣府が発表した4~6月のGDPは、年率換算で、「▲1.6%」。政府は、輸出減と天候不順によるもので、一過性と楽観的だが、GDPの柱となる個人消費の冷え込みは、もっと根が深い。......