プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★マラソンの転機?

2009-11-05 09:49:14 | 日記・エッセイ・コラム

 何事につけても、潮時を的確にとらえるのは難しい。ランニングのような趣味の世界においても、欲目が客観的な評価を狂わせがちだ。また、その欲が無いと早く老け込んでしまうから、少々の背伸びはむしろ歓迎すべきとも思う。

 とはいえ、私たち夫婦にとって、ランニングの目的は健康管理なので、無理をしたのでは本末転倒。まさに、潮時の見極めが大切になるが、11月3日の「武生菊花マラソン」では、衰えを思い知らされた。

 自分では、それなりの走りをしていたつもりだったが、11㎞地点で、後から来たランナーが「左足を怪我でもしたんですか?」と、声をかけてきた。「精いっぱいのところです」と返したら、「私もガタガタなんですヨ」と言い残して、横をすり抜けて行った。足を引きずる後姿が、どんどん遠ざかるのを見て、私とは全く次元の違う脚力と分かった。

 左足の異常は隠しようもないが、今度は15㎞地点で、沿道の子供が「迫力ないなぁ」と正直な感想を口にした。長さん流美学上、タイムは悪くてもぶざまな走りはしたくないので、徹底的にリハビリを行い、フォームを矯正したい。「たかが走り されど走り」で、納得いくランニングは奥深い。