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時悠人chosan流処世術

★意識改革

2009-09-29 10:05:17 | 日記・エッセイ・コラム

 政権が変わって、毎日、政治が動いていると実感している。日本列島全体にたち込めていた重くて暗い雲が少しずつ晴れて行くように感じるのは、私の幻覚なのだろうか。

 山積した難問が何ひとつ解決していないのに、何故か希望にも似た期待感をもって朝を迎える。多分、先行き不透明な閉塞感から解放された安堵によるものに違いない。

 長年にわたり、国民の期待を裏切り続けてきた政府が、国内外に一筋の光明をともした。それは、パンドラの箱を開けた行為かも知れない。が、大半の政治家が分かっていながら手を付けずにいた問題の本質に迫ったことが、共感を呼ぶ。

 温室効果ガス25%削減であれ、公共事業の見直しであれ、産業界から悲鳴が上がっている。過去の実績とトレンドで目標を設定すれば、所詮は「改善」に過ぎない。「改革」とは、戦略的な高い目標を掲げ、知恵を絞り成し遂げるものだ。

 政府が踏ん張るのは当然だが、豊かさに浸り、ゆでガエル現象に気付かないでいた我々国民自身の意識改革が最も必要なことは言うまでもない。