「ねんりんピック北海道・札幌2009」は、 9月5日から8日まで、道内各地で21種目が開催された。マラソンの部は、「たきかわコスモスマラソン」と同時開催だったが、選手の参加資格は知らないし、知りたくもない。
「ねんりんピック」とは、「60歳以上の高齢者を中心とするスポーツ、文化、健康と福祉の総合的な祭典」で、全国健康福祉祭の愛称。厚生省創立50周年を記念して、昭和63年に誕生したイベント事業だそうだ。
事業主体は、長寿社会福祉開発センターで、「高齢者保健福祉推進十カ年戦略(ゴールドプラン)」の福祉基金の運用益を財源としている。おおもとを調べたら、政府が、長寿社会福祉基金として700億円を出資している、(独)福祉医療機構だった。
国民の税金が、交付金や助成金に充当されていると思うと、その必要性に疑問を感じた。各自治体も協賛しており、借金天国と天下りの構図が頭をかすめ、やりきれない気分になる。