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時悠人chosan流処世術

★「魅力度ランキング」の功罪

2009-09-11 10:22:52 | 日記・エッセイ・コラム

 今日のローカル紙に、某民間シンクタンクが行った「地域ブランド調査2009」の結果が、載っていた。全国1,000の市区町村及び47都道府県を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全63項目にわたるアンケートを実施し、3万人強の回答を得たもの。

 それによると、最も魅力的な都市は、「函館市」で昨年の2位からトップに躍進し、札幌市が首位の座を明け渡した。3位以下は、京都・横浜・神戸・小樽・鎌倉・富良野と続き、地元金沢市が9位(昨年10位)で、軽井沢市が10位(昨年9位)だった。

 都道府県別では、北海道がダントツのトップで、京都府・沖縄県・東京都・奈良県・神奈川県と続き、石川県は17位だった。沖縄3位、東京4位が示すように、都市別と都道府県別の魅力度が必ずしも一致していない。

 その典型例が最下位の茨城県で、つくば市133、水戸市191位の魅力度が、全体の魅力度につながっていない。また、46位の佐賀県は、玄界灘を抱え、有田焼や嬉野・武雄温泉など魅力満載だ。45位の群馬県に到っては、草津・伊香保・水上等々の温泉のメッカだし、尾瀬や谷川岳、白根山等の自然豊かな県だ。

 金沢が上位にランクされたことは喜ばしいが、反面、この種の調査は、ビジネス的な色彩が濃い。メディアが何らかの意図をもって引用すると、世論形成に影響が大きいだけに、複雑な思いだ。