2月26日のおきなわマラソンを走って、肉体的な老化を実感させられた。
マラソン大会参加前に、フィットネスジムで体成分測定を受けた。前回の測定以降、半年間の筋トレの成果が楽しみで、内心、期待するものがあった。が、測定結果は予想と逆。筋肉数値が、下半身は横ばいで上半身はすべて低下していた。同年代の標準値を大きく下回っているという。納得出来ずにインストラクターに詳しい説明を求めたところ、ショックが倍増した。いわく、「60歳を過ぎると、あなたのトレーニング・レベルでは、現状維持が難しい。もっと負荷をかけないと筋肉はつきませんヨ」と。気持ち良く汗を流す程度では現状維持が精一杯で、少しきつい程度のトレーニングをするようにとのアドバイスだった。
加齢的な老化を数字で指摘されたわけだが、マラソンレースで実績を出してやるぞとの決意で走ったおきなわマラソン。初完走を目指す妻と並走することで、前半を抑え後半のスタミナを温存する作戦だった。中間点を設定ペースより少し遅いタイム(2:34:30)で通過したが、私の方がバテ気味だった。
26キロを過ぎ、上り傾斜が急になった地点で吐き気をもようしてガソリンスタンドに駆け込んだ。3分間の小休止後、妻を追う形になり、ペースアップ。29キロ地点で追いつき前に出たのだが、これが命取りになり30キロでついに足が止まった。10分以上のストレッチ後、再び走り出したが歩きと走りの繰り返しで、ゴールまで追いつけなかった。
ペースメーカー役が2分以上先行されるという不甲斐なさと両足の激痛に、ジムでの測定結果が正しかったことを認めざるを得なかった。