goo blog サービス終了のお知らせ 

プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★走りに老いを感じるとき

2006-03-01 10:16:02 | 日記・エッセイ・コラム

 226日のおきなわマラソンを走って、肉体的な老化を実感させられた。

 マラソン大会参加前に、フィットネスジムで体成分測定を受けた。前回の測定以降、半年間の筋トレの成果が楽しみで、内心、期待するものがあった。が、測定結果は予想と逆。筋肉数値が、下半身は横ばいで上半身はすべて低下していた。同年代の標準値を大きく下回っているという。納得出来ずにインストラクターに詳しい説明を求めたところ、ショックが倍増した。いわく、「60歳を過ぎると、あなたのトレーニング・レベルでは、現状維持が難しい。もっと負荷をかけないと筋肉はつきませんヨ」と。気持ち良く汗を流す程度では現状維持が精一杯で、少しきつい程度のトレーニングをするようにとのアドバイスだった。

 加齢的な老化を数字で指摘されたわけだが、マラソンレースで実績を出してやるぞとの決意で走ったおきなわマラソン。初完走を目指す妻と並走することで、前半を抑え後半のスタミナを温存する作戦だった。中間点を設定ペースより少し遅いタイム(2:34:30)で通過したが、私の方がバテ気味だった。

 26キロを過ぎ、上り傾斜が急になった地点で吐き気をもようしてガソリンスタンドに駆け込んだ。3分間の小休止後、妻を追う形になり、ペースアップ。29キロ地点で追いつき前に出たのだが、これが命取りになり30キロでついに足が止まった。10分以上のストレッチ後、再び走り出したが歩きと走りの繰り返しで、ゴールまで追いつけなかった。

 ペースメーカー役が2分以上先行されるという不甲斐なさと両足の激痛に、ジムでの測定結果が正しかったことを認めざるを得なかった。


★第14回2006おきなわマラソン大会

2006-03-01 10:05:53 | スポーツ

 226日、第142006おきなわマラソンは、沖縄市の総合運動公園を発着地として、時折り小雨がぱらつくなかで開催された。種目は、フルと10キロの2種目。総数1万人を超えるマンモス大会で、フルマラソンに約7000人がエントリーした。

                                                                                                     昨年12月のNAHAマラソン、今年1月の海洋博トリムマラソンに続き、3ヶ月連続で沖縄の大会に参加したが、いずれの大会も参加者が多く、起伏に富んだコースであることが共通だ。

 おきなわマラソンは、制限時間が今年から15分間延長され6時間15分に。通常のマラソン大会は、圧倒的に5時間内が多いので、かなりゆとりがある条件だが、完走率88.2%が示すように、タフなコースだといえる。変化があり走り易いと歓迎するのは、走力に自信があるランナー。私のようなジョガーレベルの者には苦痛この上ない。特に、20キロ付近から29キロ付近までの長い上りは要注意だ。ここで無理をすると確実に後半のスタミナに影響するが、NAHAマラソン同様、沿道での熱心な応援や私設エイドの多さに元気付けられる。

 日頃、経験出来ない米軍の嘉手納基地内(第2~5ゲートを開放)を通過したが、その広大な敷地内には芝生の庭園が広がり、喧騒とは無縁な別世界だ。”米軍基地反対“と殴り書きしたTシャツを着て、裸足で走る地元ランナーの背中が怒りに震えているようだった。30キロ地点で力尽き、芝生内でストレッチをしていると銃を構えた兵士が近寄ってきた。別に咎められた訳ではなかったが、抗議行動を目にした後だっただけに、複雑な思いになった。(完走タイムは、妻が5時間2604秒で3721位、私が5時間2821秒で3836位)