再読シリーズ。久々に読んでみた。フロストシリーズの第二作。フロスト警部のデントン署ではクリスマスパーティーの真っ最中。当直のフロストもそこに忍び込もうとしていたが、次々と事件が巻き起こる。別の署で暴力事件を起こし降格してきた巡査ウェブスターを相棒に例によっての迷走…。ということになるんだろうな。マネキンのマレット署長、ライバルというかアレン警部、それに巡査部長たち。役者は揃っている。そうそう婦人警官のスーを忘れてはいけない。憧れの中年男であるな、フロストは。こういうオヤジになりたい。いい加減さはいい勝負かも。よくぞこれだけという位、あるいはフロストの机とその周りくらい伏線を取り散らかして、それがよくこうもうまく収束するもの。物悲しさもあるけれど、フロストみたいなオヤジになりたい。☆☆☆☆☆。勢いあまって、英文のフロストとイギリスで放映中のDVD版を注文してしまった。