『文福茶釜』黒川博行 文春文庫 2009-04-26 21:11:01 | 和物 『蒼煌』の黒川の初期の作品か。短編の題が「山居静観」「宗林寂秋」と四字熟語で5編。古美術業界のだましのテクニックが次々と登場する。それなりに興味は引かれるが、『蒼煌』のような人間は面白くないな。小悪い奴達がやたら登場するが、爽快感が無い。ということで、小説としては☆☆。テクニックの面白さで☆☆☆か。