元刑事ホーソンとワトソン役ホロヴィッツのシリーズ第二作。離婚専門の弁護士が殺害された。大金持ちと人気作家の夫婦、妻は俳句も出版する日本人作家、性格最悪。その妻が離婚弁護士を罵倒した時と似た状況で殺害されていた。ここでホーソンが登場となる。ひとつの殺人にもうひとつの死がからみ、事態は複雑に。警察からは今回はグランショーというなかなかの女警部が登場し、ホロヴィッツを脅したり。謎のホーソンの世界にもホロヴィッツは迫ろうとするが、「解説」によればこのシリーズは10作が予定されており、その中で徐々に謎解きがあるらしい。ホロヴィッツという人、サービス精神満点で、自分をこの役とするとはたいしたもの。今回はホームズが隠れた重要配役か。☆☆☆☆ほ。そうそう、WOWOWでホロヴィッツ自身の脚本による『カササギ殺人事件』がやっているらしい。必見。