本城雅人の野球モノ、今回は監督編。新潟OCアイビスの監督宇恵康彦を主人公とする物語。新潟アイビスはパリーグのチーム。宇恵は大阪ジャガーズ(阪神タイガースかな)の四番で2000本安打1本手前で引退したばかりの新米監督。コーチには後輩の丸山打撃コーチ、「投手コーチは優秀な人を」との頼みで数チームを渡り歩いてきた名投手コーチの嶋尾。球団代表はアメリカで統計学を学んだ近代ベースボールの加賀谷に、優秀で美しい広報の筒美。最下位が定位置のチームが変わっていく。チーム、フロントとはこうなんだと納得の展開、キャラクターが面白く、そこに成長ドラマ。6話で終わってしまうのだけれど、もっと読んでいたいよね。☆☆☆☆。