警視庁が突然、テロリストに占拠される。これに立ち向かうのが、捜査二課の団藤課長とその部下達。二課は経済関係が専門、さらに中途採用のコンピューター犯罪捜査官たちが活躍するという物語。かなり綿密に警視庁について調べられているようで、なんだかわくわくして読み始めたが、小説としての作りはいかに。中途採用捜査官二人登場するも、いまひとつその意味が出ず、さまざまなキャラクターを作ろうとするも生きていなくて。ちょっとがっかり。☆☆ほ。
ようやく、DVDを借りてきて観た。観ようと思った時には映画館では終わったばかり、やっと観た。重いのだな。そこそこにおかしみを作るのが北野作品なのだろうか。あまり観てないので、そうかなと思いつつ。芸術って何だろう、あの凄みって何だろう。芸術は一種、行ってしまった世界かと。それと夫婦ってのは…。子供は入れない、夫婦という理解者の世界か。たけしという人は凄いと思う。芸術、とくに現代芸術は人が作る。作り手が作るのではなく、何かが作るんだろうな。監督自身が自分の作品についてもそんなことを思っていそうで、それでいて北野たけしという監督はモノを作るのにのめり込む、その凄みがあの映画を作らせたんだろうな。☆☆☆☆ほ。