カタカナ・ミステリー大全

洋物のミステリーの読書日記。原則は文庫本のみ。

アメリカの警官は、ドーナッツが大好き!

どうぞ、召し上がれ。

『中途採用捜査官 SAT、警視庁に突入せよ!』佐々木敏 徳間文庫

2010-05-04 22:18:18 | 和物
 警視庁が突然、テロリストに占拠される。これに立ち向かうのが、捜査二課の団藤課長とその部下達。二課は経済関係が専門、さらに中途採用のコンピューター犯罪捜査官たちが活躍するという物語。かなり綿密に警視庁について調べられているようで、なんだかわくわくして読み始めたが、小説としての作りはいかに。中途採用捜査官二人登場するも、いまひとつその意味が出ず、さまざまなキャラクターを作ろうとするも生きていなくて。ちょっとがっかり。☆☆ほ。


『アキレスと亀』北野たけし監督

2010-05-04 22:07:29 | 番外
 ようやく、DVDを借りてきて観た。観ようと思った時には映画館では終わったばかり、やっと観た。重いのだな。そこそこにおかしみを作るのが北野作品なのだろうか。あまり観てないので、そうかなと思いつつ。芸術って何だろう、あの凄みって何だろう。芸術は一種、行ってしまった世界かと。それと夫婦ってのは…。子供は入れない、夫婦という理解者の世界か。たけしという人は凄いと思う。芸術、とくに現代芸術は人が作る。作り手が作るのではなく、何かが作るんだろうな。監督自身が自分の作品についてもそんなことを思っていそうで、それでいて北野たけしという監督はモノを作るのにのめり込む、その凄みがあの映画を作らせたんだろうな。☆☆☆☆ほ。