カタカナ・ミステリー大全

洋物のミステリーの読書日記。原則は文庫本のみ。

アメリカの警官は、ドーナッツが大好き!

どうぞ、召し上がれ。

『ホステージ』上・下 ロバート・グレイス 講談社文庫

2009-08-05 00:32:06 | 洋物
 再読シリーズ。主人公は元ロスのSWATにして、交渉担当係。今は郊外の町、ブリスト・カミーノ警察署署長という男。ネゴシエーターとしての経験がトラウマとなり、田舎町に引っ込んだ。妻、娘とは別居。三人のチンピラが思いつきで食料雑貨屋を襲い、郊外の住宅に逃げ込み、父、姉、弟を人質に。その男がマフィアの会計士であったところから、マフィアが人質騒ぎに介入、主人公の妻と娘を人質に。主人公は二つの人質事件を背負うことになる。途中、たるんだが、後半にあっと言わせてくれたので、まあよしか。かつて『モンキース・レイコート』とかいう刑事モノが日本紹介の一作。読んだけど覚えてないが…。☆☆☆ほ。