「NOでは足りない トランプ・ショックに対処する方法」 ナオミ・クライン 岩波書店
大著「ショック・ドクトリン」の著者の最新作。上巻下巻とも詠み、映画も紹介したよね。
魅力都市ニューヨークを20代のトランプが壊したというくだりで、ぎゃあ。いまさらだけど、切歯扼腕ぎしぎし。
9割方読んだところで...白人姉さんが、ネイティブ・アメリカンに感動するってよくある展開に溜息がでる。あ、姉さんじゃなくて4歳児の母って本文中にあるか。
カナダ人の著者なのだが、こちとら米国および全世界の情報が日本には届いていないので分かりにくい場面もある。マイケル・ムーア監督の最新作とか見てる御仁には、びんびんばしばし。日本の新聞などなどメデイアの、海外情報が少なすぎるしね。
大惨事アベ内閣(3!)を超えて、大死事アベ内閣(4!)の...わしらはどうすべきか。深く静かに課題は多い。
----------- 目次 ---------------
第1部 なぜこうなったのか―スーパーブランドの台頭(なぜトランプは究極のブランドになることで勝利したのか;ファースト・ブランドファミリー ほか)
第2部 今どうなっているのか―不平等と気候変動(気候時計は真夜中を打つ;グラバー・イン・チーフ ほか)
第3部 これから何が起きる恐れがあるか―ショックがやってくるとき(惨事の親玉たち―民主主義をすりぬける抜け道;危険な政策リスト―危機に備えて予期しておくべきこと)
第4部 今より良くなる可能性を探る(ショック・ドクトリンが逆襲されるとき;「ノー」では十分でなかったとき ほか)